先週末から、某プロジェクトで沖縄に行ってきた。同行した農学博士から、沖縄で起こっている結果が裏目のプロジェクトXについてお話を聞いた。 それは、2000年の沖縄サミット時の自粛から、動物愛護団体の圧力を受けすっかり見ることができなくなった「ハブとマングース対決」だ。 そこには、いまの日本の縮図がある。変革時に、裏目裏目に結果が出てしまう構図がある。
偉い専門的なヒトの意見に耳を傾けて・・・
「天敵を天敵で制する」
そういう短絡的な課題解決のやり方は、もう終わりのような気がする。
話題の「生活支援定額給付金」もしかりである。あまり間抜けだ。
「お金の問題を、お金の問題で制する」こういうやり方自体が古い。
短絡的な解決が、長期的に何の幸せをもたらさないことを、ハブとマングース問題の両方を抱えることになった沖縄が教えてくれている。
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
生き物から学ぶ
2010.03.10
2009.03.05
2009.01.19
2008.12.15
2008.12.07
2008.11.03
2008.08.04
有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役
昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。