目標達成コーチとして「3ケ月で夢を実現できるメソッド」を発信し続けるなど、多方面で活躍される永嶋泰子さんに、その独自のメソッドについてお話をうかがいました。(聞き手:猪口真)
猪口 それを他の方々が実践できるようにメソッド化したわけですね。永嶋さんのメソッドはコーチング的なスタイルで一緒に目標を作っていくのでしょうか。
永嶋 皆さんそもそも計画を立てること自体に慣れていませんので、マンツーマンで「ビジョンって何?」というところから始めます。お客様は30、40代の女性で、フリーランスや会社員で働いている方が多いですね。
猪口 永嶋さんがサラリーマンをされていた頃とこの10年で状況は変わっていますか。
永嶋 変わったと思うのは、コロナ禍を経て、先々このままではいけない、同じ状況が続くわけではないと皆さんひしひしと感じていて、あとは経済的な不安を抱えている方が増えていると思います。
猪口女性のお客様が多いということでしたが、女性のほうが危機感をお持ちで、上昇志向もあって、何とかしようと思っている方が多いのでしょうか。
永嶋そう思います。特に女性は子育てを通じて、子どもの学費がかかるというような切迫した経済的な不安が大きいですね。これからの方もいれば、すでに学費がかかっている方もいて、会社員だけでは賄いきれないので、他にも自分が役に立てることをしたい。それで、まずビジョンを持って、目標を設定して、売上や人脈を作っていきたいという方が多いですね。
男性だと学費の話はあまり出ません。一緒に子育てをしていても、具体的な金額や将来の不安はあまり出てこないような気がしますね。一方で男性は将来への不安が薄い分、今にコミットする力強さをすごく感じます。
目標をいつまでにやるか決めて、書き出し、それを眺める時間を作る
猪口 永嶋さんのメソッドについて少しご紹介いただけますか。
永嶋 私のメソッドでは、「あなたが死んだ時に、本当に良い人生だった、送りたかった人生だったと思えるか」というところから、まずは制限なしにご自身のビジョンを思い浮かべていただきます。
ビジョンとは人生の迷子にならないための地図です。ハワイに行きたいと思っていても、その思いが具体的になっていないと間違えてアラスカに行ってしまうかもしれません。「まずは自分がどこに向かいたいのか」を決めるのがビジョンで、目標を決めるのはその後です。
ビジョンが決まれば、自ずと10年後、5年後、3年後にしないといけないことも決まります。目標をまとめて、そこから今年1年でやろうと思っていたことを3カ月でやれるように一緒に走っていく。これが「3カ月で夢を実現できるメソッド」です。3カ月にしたのは、1年では長くて目標を忘れてしまうからです。目標を忘れる前にどんどん実行していけば、成功も失敗も全部自分の中にフィードバックとして返ってきます。その中からもっと良くできると思うことを日々積み重ねていけば、3カ月後にはあなたが願っていた夢、目標が実現します。
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