今週も引き続き、 『ネット視聴率白書2008-2009』 の内容を抜粋的にご紹介したいと思います。
まず、家庭PCからのアクセス数の多いサイトの変遷を
全Webサイトベースで見てみます。
『ネット視聴率白書2008-2009』には、
2000年4月と2008年3月、それぞれ時期の
ドメイン別ランキングが20位まで示されています。
ここでは、そのうち10位までご紹介します。
(利用者数、リーチ率、1人当たり利用ページ数の
実際の数値は省略します)
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<ドメイン別利用者数ランキング(家庭からのアクセス)>
*2000年4月
1 yahoo.co.jp
2 msn.com
3 biglobe.ne.jp
4 geocities.co.jp
5 dti.ne.jp
6 nifty.com
7 so-net.ne.jp
8 infoweb.ne.jp
9 nifty.ne.jp
10 microsoft.com
*2008年3月
1 yahoo.co.jp
2 rakuten.co.jp
3 fc2.com
4 goo.ne.jp
5 google.co.jp
6 wikipedia.org
7 nifty.com
8 youtube.com
9 biglobe.ne.jp
10 amazon.co.jp
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ネット創成期から現在まで、
一貫して圧倒的な強さを誇る1位の
「ヤフー」(yahoo.co.jp)
は別格として、
2000年4月時点での上位のほとんどは、
インターネットプロバイダー(ISP)
が占めていますね。
これらは、インターネットにアクセスする際の
初期設定(デフォルト)ページとして閲覧されたこと、
また一方で、各種ECサイトやネットサービスがまだ未成熟
であったことが背景にあると思われます。
なお、4位のgeocities.co.jpは、
個人ホームページ開設サービスの草分け的存在ですし、
また、3位のbiglobe.ne.jpもプロバイダーのポータルへの
アクセスではなく、個人ホームページ開設サービスへのアクセス
が大半を占めていたことがわかっています。
これは、現在のブログ人気の源流とも言える傾向ですね。
さて、直近の2008年3月になると
「楽天市場」(rakuten.co.jp)
が2位に登場。
オンラインショッピングが日常になったことが
うかがえます。
fc2.com、goo.ne.jpの3位、4位はブログ閲覧のおかげで上位に。
個人ホームページのbiglobe、geocitiesの後を継いだ感じです。
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有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。