「教育」を第一に考える自分が、「Web」という道具から離れられない理由ー。 多くの人に様々なことを伝えられる、という視点で、Webは大変貴重な道具なんですが、それ以外にも、いわゆる「Web人」そのものに大きな理由が隠されていたかもしれません。
彼を一言で表すなら、超クレバーで超純粋、いわゆる子どもの「なんで○○なの?」という疑問があればとことんつきつめるような感を受けていました。
マスメディアに出る「ネット業界の人」のイメージは、かなりゆがんだ形で投影されるときがあります。
「えーこの人はこんな人じゃないよー」という報道がされるとき、僕の立場からすると、Webという新しい媒体に既得権益を取られたくないというワガママなメディアの気持ちが垣間見えます。
今までのメディアは、メディアが顧客を選んでいました。限定されたメディアしかありませんでしたから。
今は、顧客がメディアを選べるんです。インターネットの大海原には、個人ブログを初めとするメディアがたくさんありますから。
既得権益を守ろうとする動き、それ自体についてとやかくは思いませんが、余りそれをやりすぎると、もはやフツウの顧客は見抜くんですけどね。。。
すごく穿った見方かもしれない、しかし僕の周りでは同じことを話す人も多い、というのは、
「既存メディアにのみ“巻かれて”情報を収集する人は余り賢くなく、そんな人を煽るような記事ばかり既存メディアは流す。なので、既存メディアから流される事実はどんどん特定顧客(=情報を選択できない人)のみにヒットするものになり、解釈はどんどん鋭さを失っている」
短期的な利益を考えるが余り中長期的価値を失わせている典型的な現象かもしれません。
自分達の既得権益を守ろうとするが余り、新しい価値を創造する動きを潰そうとする動きをし、それを社会の多くの人が賛同すると、国際競争に負けて、結果自らの生活水準を下げてしまう、ということ、わかっていない人はわかってほしいものです。
そして、僕が感じる「Web業界」にはそんなケチな人は余りいません(少なくともそれなりに名を知れ渡らせた人は)。だからこれからも「Web業界」を応援したいと思います。
暗いニュースばかりをみて「この先どうなるんだろう?」と思うより、明るい未来を信じていた方がいいじゃないですか。
その方が実際、明るくなるかもしれないじゃないですか。
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