CMOの役割が不明確の今、企業内におけるマーケティング戦略の効果検証は、実際に行われていないに等しい。また、マーケティング戦術(手段)の実行部隊が縦割りの組織の中、そのマーケティング手段が売上にどのくらい貢献しているのか、という効果を計るための指標も設定されていないケースが多い。ここでは、マーケティング戦略に対するROIについて問題提起とKPIの考え方を簡単に紹介する。
そこで、最近考えられているのがマーケティング手段に対するKPIだけではなく、
顧客のライフスタイルにおける行動パターンでのKPI設定。
そして、モニタリングしやすいインターネット(Webサイト)へ誘導するという手段だ。
(本当は、商品のライフサイクルも考えないといけない。)
昨今、マスメディアの効果が無いと騒がれているが、モニタリングしやすいインターネットへの誘導
が目につく。
・TVコマーシャルでは、「続きはWebで」or「○○と検索してね」、またはモバイルメニュー表示
・ラジオでは「詳しくはダブル・ダブル・ダブルドット・・・ジェイピー」
・雑誌ではQRコードやURLの掲載
モニタリングしやすいようWebサイトへの入り口は、通常のWebとは分けておく必要がある。また、
いくつの施策が効果に繋がったか調べるために、顧客の行動パターンもモニタリングする必要がある。
Webサイトの役割に応じてモニタリングの難易度やレベル(深さ)は変わるが、顧客の行動パターン
も指標として取り入れることによって、今まで途切れていたマーケティングの評価指標が、最終目標
の売上貢献度まで、段階的に繋げていくことが可能になる。
(次回は、Webサイトの役割について)
【備考】
株式会社Nexal
Webコンサルティング
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