精密金属材料メーカー・特殊金属エクセルは創業以来、常に日本の先端産業が必要とする素材を提供してきた。同社はいま実に5万を超えるスペックを有し、更には製品を極少ロット対応で納期通りに提供する体制に向け全社取り組み中である。危機を乗り越え、奇跡的なシステムを実現した同社のイノベーションプロセスを谷口取締役に伺った。
同社の工場内には目立つところに特金イノベーション掲示板が設置され、さまざまな改善提案とその結果がひと目で「視える」ようになっている。優れた提案に対する表彰制度「創意と工夫」もある。
考えてみればメーカーの工場などは実は永遠の未完状態と言っていいのかもしれない。そこで働く人の知恵が尽きない限り、いくらでも「カイゼン」すべき点は見つかる。
一つひとつの改善提案は、ごく些細なものだ。しかしそれが積み上がったときの効果は計り知れない。超多品種少ロット対応を納期通りにこなす特殊金属エクセル社の現場は、あらゆる製造業にとっての生きた教科書と言えそうだ。
~特集インタビュー「特殊金属エクセル、超多品種少ロット対応の秘密」完~
『株式会社特殊金属エクセル関連リンク』
・株式会社特殊金属エクセル
http://www.tokkin.co.jp/
(インタビュー:竹林篤実/坂口健治 構成:竹林篤実)
【INSIGHT NOW!の新特集企画:F.M.Oについて】
特集の切り口となるF.M.OすなわちFirst、Most、OnlyとはM&C研究所・弘中勝氏が創出されたコンセプト:F.M.Oのいずれかを実現できれば強力な差別化につながります。
特集では毎月、日本でも知る人ぞ知るF.M.O企業を取り上げ、その成功までのプロセスをご紹介していきます。お楽しみに!
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FMO第7弾【株式会社特殊金属エクセル】
2008.04.28
2008.04.22
2008.04.15
2008.04.08