DXを動かすのは誰か ― マインドセットとスキルの話をしよう DXが途中で止まる理由は、技術でも予算でもない。 最終的にDXを前に進めるかどうかを決めるのは、人である。 これは精神論ではない。 これまで数多くのDX現場を見てきた中で、はっきりと言える事実だ。
DXを動かすのは誰か
― マインドセットとスキルの話をしよう
DXが途中で止まる理由は、技術でも予算でもない。
最終的にDXを前に進めるかどうかを決めるのは、人である。
これは精神論ではない。
これまで数多くのDX現場を見てきた中で、はっきりと言える事実だ。
「DX人材がいない」は、本当か
DXの議論になると、必ずと言っていいほど聞く言葉がある。
「DX人材が足りない」
「ITに強い人がいない」
だが、ここで一度立ち止まりたい。
本当に問題なのは“スキル不足”なのだろうか。
多くの企業には、
• 優秀なエンジニア
• 業務を知り尽くした現場
• 分析力のある企画担当
が、すでに存在している。
それでもDXが進まないのは、
人が足りないからではない。
“動き方”が変わっていないからだ。
DXを止める「無意識の前提」
DXを阻む最大の壁は、
人の中にある無意識の前提である。
• 失敗してはいけない
• 前例がないことは避けたい
• 正解が見えないことは進めない
これらは、日本企業が長年培ってきた“美徳”でもある。
しかしDXにおいては、この前提がブレーキになる。
DXは本来、
正解が分からない状態で進む営みだ。
にもかかわらず、
「正解が見えたらやる」
という姿勢のままでは、
DXは永遠に始まらない。
スキルより先に、マインドセットが要る
DX推進で本当に必要なのは、
高度なITスキルよりも、次のような姿勢だ。
• 完璧でなくても進める
• 仮説で動き、検証し、修正する
• 部門や役割を越えて協力する
これは才能ではない。
育てることができるマインドセットである。
にもかかわらず、多くの企業では
DXの停滞を「意識の問題」と片付け、
表面的なマインド研修で済ませてしまう。
だが、それでは何も変わらない。
DXを動かすのは「自立型人材」
私がDX推進において最も重要だと考えているのは、
主体的に動く自立型人材の存在だ。
自立型人材とは、
• 指示を待たずに考える
• 役割の外にも手を伸ばす
• 全体最適で判断する
こうした行動が自然にできる人だ。
DXはプロジェクトではなく、
連続する意思決定の積み重ねである。
だからこそ、
現場の一人ひとりが
「自分ごと」として動けるかどうかが、
成否を分ける。
マインドセットとスキルは分離できない
ここで誤解してほしくない。
「気持ちが大事だから、スキルはいらない」
という話ではない。
DXでは、
• 問題を構造的に捉える力
• 顧客視点で価値を考える力
• データを意思決定に活かす力
といったスキルも不可欠だ。
重要なのは、
マインドセットとスキルをセットで育てることである。
どちらか一方だけでは、
DXは前に進まない。
『残念なDXから抜け出す方法―Super DX+という到達点』
2026.02.06
2026.02.08
2026.02.09
2026.02.12
2026.02.13
人材育成コンサルタント、シニアインストラクター
● 人材育成、DX・IT、コンサル、マーケの経験を踏まえて、人材教育の新たなアプローチを探求中 明大法なのに齋藤孝ゼミ🤣 教免3種ホルダー イノベーション融合学会専務理事 教育研究家、モノカキの時は、「富士 翔大郎」と言います。天才トム・ショルツの「BOSTON」と「マニュアル車」「海外ドラマ」をこよなく愛する静岡県民
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