日本全国で空き家が増加する中、「あなたの投資で社会が良くなる」をキャッチフレーズに、「空き家・古家に投資をして安定収入を得る方法を学ながら、実践できるサービスを提供する「一般社団法人 全国古家再生推進協議会」。その仕組みや意義について、理事長の大熊様にお話しをうかがいました。 (聞き手:猪口真)
協議会に興味を持っていただいたきっかけとしては、物件ツアーが最も多い回答になりました。他にも「他の不動産と比較して小さい費用で始められること」があります。一般の不動産投資に対する印象では「投資額が高額になる」という回答が多かったので、面白いことに逆の結果となっています。また、「買ってはいけない戸建ての目利きがリアルで学べる」「様々なエリアで物件ツアーに参加できる仕組み」「古家の専門家(古家再生士)を紹介してもらえる仕組み」等の回答も多かったことから、われわれが目指す協議会の機能がきちんと果たされていることが分かりました。
協議会に対する印象では「地域社会に貢献できそう」という回答が6割近くと最も多くなりました。株投資でこんなことを言う人はなかなかいないと思います。胡散臭い不動産会社も多いですが、われわれの仕組みは明瞭なので信頼いただけています。
猪口 地域貢献や小さなところを応援していきたい、そういった方々が多いということですね。
大熊 そうですね。投資額が1戸当たりの平均が600万円ですから、自分のステージに合わせて1軒、2軒、3軒とコツコツ増やしていくような方が多いですね。一方で、一番多い方では40軒を超える方もいて、そのような方はエリアを分散しています。年収は600〜1,000万円の方が多く、2,000万円以上の方も約10%いらっしゃいます。職業は公務員も含めたサラリーマンが約60%で、それ以外は経営者と役員、自営業者で約30〜40%です。
猪口 いろいろ勉強させていただいて、講座を受けてみたくなりました。
大熊 物件ツアーはとても楽しいのでぜひご参加ください。僕は、不動産をエンターテインメント化したいと思っています。不動産を見に行くのは楽しいことなのに、知識がないとどこを見たらいいか分からないし、どんな話をしたらいいのかも分かりません。そこをきちんと解説して、周りの人間もいろいろな話をしてくれるので、めちゃくちゃ楽しいですよ。
猪口 地域理解にも繋がりますね。自分の家や会社近辺のことは分かっても、少し離れてしまうとまったく分かりません。ツアーをきっかけに、ここにはこういうものがあって、誰が住んでいるかが分かって、そこに少しでも貢献できたらと思うと楽しいですよね。
大熊 特に都会の方が地方に行って投資するのは非常にハードルが高いですが、この仕組みの中でやればある程度システム化されていますし、専門家も解説してくれるし、同じような仲間と一緒に参加できるので、ハードルが大きく下がって地方への投資がしやすくなります。
猪口 本当に素晴らしい取り組みですね。本日はありがとうございました。
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