今回の記事では、採用後の従業員の定着率を高めるための戦略を紹介しています。 さらに、従業員が自分の役割に対して情熱を持ち続け、あなたの会社の価値を向上させることを目指すためのフォローアップ体制をお届けしています。
コスト損失させない採用方法も、いよいよ最終回となりました。
▼これまでの記事はこちらからお読みください。
コスト損失をさせない採用方法①~キャリアのスタートと情熱の芽生え - INSIGHT NOW!プロフェッショナル
コスト損失をさせない採用方法②~変革の時代を乗りこえ、未来を拓く人材への投資 - INSIGHT NOW!プロフェッショナル
コスト損失をさせない採用方法③面接は対話の場、価値観を共有する人材を引き寄せる秘訣
今回は、採用した人があなたの会社に定着してもらうための方法にフォーカスしてお届けしてまいります。
せっかく時間とお金をかけて採用をしても、数ヶ月や数年で退職されることほどコスト損失の大きいものはありません。
それは、新卒・中途採用ともに同じです。
特に中途採用は即戦力という大義名分を掲げてはいます。ですが、実際に終業するまでは能力は未知数ですし、たとえ前職で活躍していたとしてもあなたの会社で同じように活躍するにはタイムラグが生じます。
新卒の場合は、即戦力にはなりませんが、育成し一人前になったころに退職されれば大きな損失であるのは間違いない事実です。
では、コスト損失をさせないにはどのようにしたらいいのでしょうか?
ビジョンをくりかえし共有する
前回の記事でお伝えしたように、
面接であなたの会社のビジョンを、応募者とすり合わせることが必要です。
実は、この作業は入社後も続けていただきたいことです。
なぜかというと、人はいままでの慣習から抜け出したくないもの。
採用した方が、どんなにあなたの会社のビジョンに共感していたとしても、日々の仕事に忙殺されてすぐに忘れてしまうからです。
そのために必要なのが日々の業務でのビジョンの共有のほか、研修やミーティング、キックオフイベントなどを開催することです。
くり返し繰り返し会社のビジョンをくりかえし伝えていきます。
そうすることで、ビジョンを具体的に行動に落とし込んでいくことができるのです。
たとえば、自転車に乗れるようになったときのことを思い出していただきたいのですが、自転車を運転する自分をイメージするだけでは乗れるようになりませんよね。
イメージしながらも、自転車を運転できるまでに転んだり、けがをしながら体が覚えていき、結果的に乗れるようになります。
ビジョンを絵にかいた餅にせずに、実行していく糧とするためには、くり返し伝えていくこと、そしてビジョンをもとに行動に落とし込んでいくことの2ステップが必要となります
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2010.03.20
2015.12.13
「感動の先にビジョンがある」を理念として、ビジョンを持って目標を実現する「3ヶ月メソッド」を考案。 33歳で第一子を亡くし逆境から立ち直った経験をもとに、アメブロ、インスタグラム、Facebook等で継続的に発信を行なっている。 人の強みをみつけることを強みとし、イベントやコンテンツ制作のプロデュースなどを得意とする。 ▼アメブロ https://ameblo.jp/moharinayasuko ▼インスタグラム https://www.instagram.com/hanayasuko_1030/ ▼Facebook https://www.facebook.com/nagashima.yasuko