MA活用のコツとは?「効果的なメールコンテンツの設計5手順」

2024.01.20

営業・マーケティング

MA活用のコツとは?「効果的なメールコンテンツの設計5手順」

荻野 永策
株式会社ALUHA 代表取締役社長

今回のコラムでは、BtoBに特化した効果的なメールコンテンツの作り方についてご紹介する。MAを活用しメール経由での案件や商談のきっかけを作るヒントにしていただけたら幸いだ。

実際に弊社のお客様の場合、お礼の品をなしにしてアンケートを実施しているBtoB企業も多い。参考までに、弊社の場合は、お礼の品をつける場合は「抽選から除外するかどうか?」の質問項目をアンケートフォームに追加している。こうすれば、社内規定で禁止されている企業でも回答が可能になる。

アンケートを実施するというと、そもそも回答してくれるのか?といった懸念もあるが、弊社の経験則では、お礼の品をなしにしても、回答が0だったことはない。アンケートのお願いメールでしっかりお願いをすれば、回答してくれるリードの方は必ずいらっしゃるのだ。

手順3「アンケート回答の分析と課題蓄積」

回答が得られたら、エクセルなどに回答を転記し、どのリードがどんな課題をもっているのか?をどんどん蓄積しよう。回答日時・社名・担当者名・連絡先・回答内容をエクセルに蓄積してくのだ。

蓄積された回答は、メルマガのネタになり得るので、あればあるほどいい。回答には製品・サービス開発の差別化戦略に活用できそうなネタもあるかもしれない。まさに宝石箱である。絶対に蓄積することをおススメする。

手順4「リードの課題を解決するコンテンツを設計」

回答の収集が終わったら、回答の中からコンテンツ化できないかを分析しよう。とくに量が多い課題はニーズの量も多いため、メール配信した時に開封率やクリック率に影響を及ぼす可能性が高い。

コンテンツの設計については、アンケートで確認した課題からコンテンツを設計するため、下記のようなアウトラインで設計するといい。

  1. 課題定義と詳細説明(アンケートをエビデンスにこういう課題があることを定義)
  2. その課題を解決する方法や手順、仕組み、ポイントを紹介

上記のアウトラインでは、アンケートで得た課題情報を最初に定義し、その後、その解決方法や手順などを紹介する。つまり、2段階構成のコンテンツとなる。

最初は課題の定義と詳細説明だ。アンケート回答で得た課題であるため、エビデンスもしっかりしている。だからこそ、自信を持って課題定義しよう。

そして課題定義が終わると、次はその課題を解決する方法や手順、仕組み、ポイントを紹介する。たとえば下記のイメージである。

例1:●●業務の課題を解決する10の方法
例2:●●業務の課題を解決する4手順
例3:●●業務の課題を解決する3つの仕組み
例4:●●業務の課題を解決する際に注意すべき5つのポイント

このように、定義した課題に対して、解決する方法や手順、ポイントなどを紹介しよう。当然のことではあるが、解決方法の解説においては、自社の製品やサービスを「解決の手段」として入れておくことが重要だ。

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荻野 永策

株式会社ALUHA 代表取締役社長

BtoBマーケティングコンサルティングを展開。大手IT企業、製造業を中心に、伴走型コンサルティングを展開中。リソースを効率的に活用し、最小限の工数で効果を最大化するコンサルが得意

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