2023.11.07
新入社員編:社会人としてチームで有能な人材になるためにやるべきこととは
齋藤 秀樹
株式会社アクションラーニングソリューションズ 代表取締役 一般社団法人日本チームビルディング協会 代表理事
新入社員がほとんどの例外なく2,3年で目の光を失うのはなぜでしょう? 社会のほとんどが組織、チームで形成されているのに、そのチームで有能になる術を知らないまま社会に参加する。 個として有能であっても、それを組織で活かすことができない。 自分を活かす社会人人生を歩むためにまず、学ばなければならないこと。それがチームビルディング(組織、チームで有能になる術)だということに気づいていただきたい。 副題:新入社員がチームビルディングを学ばなければならない理由
本当にもったいないし、日本にとっても大きな損失です。
ここで気づいて欲しいことは「個人として優秀でも、そのままではチームにとって有能な存在にはなれない」ということです。
そして、日本の一般的な教育機会では「個人として有能になることを教えても、組織やチームで有能になることを誰も教えないし、学ぶ機会がないこと」です。
ですから親も学校の先生も上司も知らないし、教えられない。
ですから、私達がまず学ばねばならないことは組織やチームで有能になる術なのです。
家庭もチーム、学校のクラスもチーム、企業組織もチーム。私達の社会はすべてチームによって形成されています。
言うまでもなく、チームで有能になる術を知らなければ、どんなに個として有能でも、組織で有能さを発揮するのは不可能です。
残念ながら先輩社員の皆さんも学んでいる方がほとんどいないので、ご苦労されている方は多いのではないかと思います。
ですから新入社員(社会時)になって、まず学ぶべきは組織、チームで有能になる術です。
その術の総称が私達が提唱しているチームビルディングです。
で少し内容に触れたいと思います。
【有能なフォロワー(チームメンバー)なるための越えるべき3つの壁】
ここで紹介する3つの壁を越えた(他者評価が高い)メンバーが集まれば、確実に良いチームができます。これが私が長年に渡って検証した事実の一つです。
しかし、良いチームが現実的に少ない。それは、この3つの壁を越えているビジネスパーソンが少ないことを物語っています。
3つの壁とは「曖昧性の壁」「関係性の壁」「存在の壁」です。
ここでは「関係性の壁」について簡単にお話しします。
皆さんは「集団」と「チーム」の違いについて考えたことはあるでしょうか。
違いは明確です。「チーム力」があるか無いかです。
そしてこの「チーム力」の有る無しがチーム成果の高低を決定づけます。
皆さんは成果を出せるチームと成果が出せない集団、どちらに所属したいでしょうか。
多くの方が「成果が出せるチーム」を選ぶのではないでしょうか。
では、皆さんは成果を出せるチームになるためのチームへの貢献はしているでしょうか。
1つ注釈したいのは、「成果を出すための貢献」ではなく、「成果を出せるチームになるための貢献」です。つまり貢献の対象は「業務」ではなく「チーム(成長)」です。
その貢献で最も重要なことが「関係性の壁」を越える、信頼関係創りにあります。
組織ism
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2023.11.07
株式会社アクションラーニングソリューションズ 代表取締役 一般社団法人日本チームビルディング協会 代表理事
富士通、SIベンダー等において人事・人材開発部門の担当および人材開発部門責任者、事業会社の経営企画部門、KPMGコンサルティングの人事コンサルタントを経て、人材/組織開発コンサルタント。