人事施策が、なぜことごとく空振りに終わるのか。それは、重要な見落としがあるからだ。
日本人や日本社会に関する論考は、実にたくさんある。日本人を相手にする以上、人事責任者はそれらを真っ先に学ぶのは当然であるし、日本人に関する造詣がないのに、欧米型の処遇システムやマネジメントを導入することの成否、あるいはどのようにカスタマイズすれば良いかを的確に判断できるはずがない。専門分野の担当者ならまだしも、責任者ともなれば「組織の活性化」「人を活かす」という目的のために日本人とは何かを問い続け、日本人について学び続ける姿勢が求められるのである。
新しい「日本的人事論」
2019.03.20
2019.03.28
2019.04.20
2019.05.16
2019.06.27
2019.08.13
2019.11.28
2021.06.14
2021.08.10
NPO法人・老いの工学研究所 理事長
高齢期の心身の健康や幸福感に関する研究者。暮らす環境や生活スタイルに焦点を当て、単なる体の健康だけでなく、暮らし全体、人生全体という広い視野から、ポジティブになれるたくさんのエビデンスとともに、高齢者にエールを送る講演を行っています。