多くの企業で在宅勤務が強制的に義務付けられたこの2か月でした。しかし結論的に言うと調達購買部門にとって在宅勤務による支障はほぼなかった、です。特に調達購買部門にとっては「テレワークの推進はこれからも止まらない」不可逆的な流れでしょう。
ウイズコロナの世界でバイヤーが気を付けなければならないのはリスクマネジメントです。様々なリスクがありますが、グローバルで供給がストップしてしまうリスクが第一に上げられます。他方、気にしなければならないのは、事業撤退などのリスクです。多くの企業は今回のコロナ禍で傷ついています。
中小企業においては、「経営危機でもう廃業するしかない」というケースだけでなく、「今まで頑張ってきたものの、心が折れてしまい、突然廃業する」ケースも増えるでしょう。
これは中小企業だけでなく、大企業においても事業の統廃合をドラスチックに進めていく戦略が実行されることも今後は頻発していくと予測されます。こういう環境下バイヤーは今まで以上にアンテナを高くし、情報収集し、手をうっていく必要があります。
ウイズコロナの時代においてはフェースtoフェースのコミュニケーション機会を選択し、活用することで、今まで以上にアンテナを高くして、有益な情報収集を行い、スピード感を持って打ち手を講じていくことが求められるのです。
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2009.02.10
2015.01.26
調達購買コンサルタント
調達購買改革コンサルタント。 自身も自動車会社、外資系金融機関の調達・購買を経験し、複数のコンサルティング会社を経由しており、購買実務経験のあるプロフェッショナルです。