「どうしたらいいですか?」 (相談) 「○○っていう問題が発生していまして・・・」 (報告)社会に出ると、社会人の常識として教わる「ホウ・レン・ソウ」
個人的には、昔からこの標語が、
あまり好きではありません。
上司へ適時「報告・連絡・相談」することが大切!
というのは、一般的にはそのとおりだろうとは思うけど、
社会人になりたてのころから、なぜか違和感を感じてました。
以前、クライアント先のある事業部長が、
「うちの部下は、何でも聞いてくるだけで提案がない・・」
と嘆いていました。
文字通り、相談とか報告とかしていれば、
従順な部下を演じることはできるかもしれないけど、
それって単なるアシスタントでは。。
だいたい、組織のリーダーが、
個々のメンバーの業務レベルで発生した問題を、
1から一緒に考えて、対応策を指示するなんて、
よっぽど暇でないと無理でしょう。
報告・相談するにしても、、
「自分はこうしたらいいと思いますけど、どうですか?」
という提案とセットではないでしょうか。
問題が発生して、
「どうしたらいいでしょう。』
と手ぶらでやってくる部下と、
状況を整理して示した上で、
「自分としては、案Aか案Bで対応すべきと思いますが
どうでしょう?」
と提案型で、報告・相談してくる部下では、
どっちが一目置かれるでしょうか。
提案した内容が、結果として採用されなくても
そんなことは問題ではない。
具体的な案を提示したことで、相手の思考を刺激して、
スピーディーな判断を導いたのだから、大いに価値あり。
結局、常に提案していける人が、
仕事を全面的に任される人だし、
独立したプロフェッショナルとしてやっていける人。
「指示されたことをしっかりと着実に実行する」
は有能な感じだけど、それだけでは不十分。
優秀な請負業者どまり。
受け身ではなく、主体的に仕事を仕掛けていく。
常に提案から始めることを意識しましょう。!
【プロジェクトの現場を勝ち抜く技術】
2015.10.19
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