素手で臨まない!

画像: PhotoAC acworks

2015.10.19

仕事術

素手で臨まない!

泉本 行志
株式会社アウトブレイン 代表取締役

コンサルタント、プロジェクトマネジャーなどの役割で プロジェクトに参画していると、直面にする問題を解決するため、 関係者を集めて話し合いの場を設ける といったケースがよくあります。

その場合、

「関係者を集めて、議論する場さえ設定してあげればいい」

と何も準備しないで、会議召集だけして、
「みなさん、話し合ってくださーい」

というのは甘すぎです。

でも、こういったケースを結構見かけます。

最低、論点を箇条書きにしたものや
議論の軸・枠組みとなる図などを
紙1枚でいいから、用意すべきでしょう。

そうでないと、皆が様々な観点から
どんどん細かなことを言い出して、収拾がつかなくなる
可能性が高まります。

「自分は業務の中身についてはよく知らないから」

という状況でも、限定的な情報・知識から、
分かる範囲で状況を図解整理したものなどを
用意するだけで、随分役に立つはずです


あるいは、議論する前から、おもいきって仮説的に
結論(極論)的なものをたたき台として用意することも、
話を前に進める上では、有効です。


どんだけ忙しくても、そういったものを準備することを怠り、
素手で臨むというのは、やはりリスキーです。

みんなで1つのものを見ながら、議論できる(思考できる)
地図が必要なんです。

綺麗に書かれたものなど要らない。
一枚でいいので、議論の軸となるもの。

これを用意することを怠ることで、
結局、あとあと余計に手間のかかる羽目になります。

素手ではなく、1枚の武器を用意して、臨みましょう。

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