Power is having the option to choose. ~常に選択肢を保て!~
私は仕事でもプライベートでも、この言葉を人生の指針として、常に「選択肢」を保持できる選択(意思決定)をするように心がけています。
この考え方は、プライベートでの買い物から、企業の戦略の意思決定に至るまで、幅広い分野に通じるものです。
今日は、多くの人に関係する「就職」という分野で考えてみましょう。
かつては、新卒で就職をすると定年までその会社に勤めあげるというのが一般的な意識でした。
どこの会社でも同じような考えであれば、当然中途採用の門は狭く、転職する行為自体が困難でした。
そして、何よりも問題なのは、その人にとっては、今の会社以外、「他に選択肢がない」と心理的に思い込まれているところです。
つまり、勤めている会社に「ロックイン」されてしまったということです。
その当時に比べれば、今は転職も一般的になりました。
私も独立するまで、3回転職しています。
転職コンサルタント・エージェントという人も沢山増えました。
ただ、結局は、その人次第です。
年齢が関係ないとは言えないけど、それより今勤めている会社以外の環境に置かれたとして、自分は何ができるか? どこで活躍できるか?
ということを常に意識することがとても大事。
その会社でしか通用しないスキルやそのうち確実に廃れていく技術、その会社でのみ通用する人脈など。
もし「自分は結構仕事ができる方だ!」と感じていても、それは他の環境であっても同じなのか。
今の環境でのみ通じるものとなれば、それは「ロックイン」間近かもしれません。
たとえば、言うまでもなくIT技術はすごいスピードで進化しています。
今はニーズのある技術、たとえばあるプログラム言語とかは、確かに、その技術を持っている人は必要とされます。
自分ができることで必要とされ、給料もそこそこもらえて、今は居心地がいいかもしれません。
ただ、その技術に甘んじていると、そのニーズが減少したとき、その人に対するニーズも減っていきます。
そうなると、転職は難しい。
その会社にしがみついて、これまでやってきた仕事の余熱で何とか生き延びられること祈り続けるしかありません。
そしてリストラされたら終わりという弱い立場に追い込まれます。
その会社、その技術、その環境にロックインされてしまったため、そのことに気付いた時には、あなたにパワーは、ほとんど残っていません。
自分から何かを選択できる余地がありません。
もう戦う武器がないのです。
言われることを、ただ受け入れるしかできません。
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