2016.01.06
人材紹介、求人広告、ダイレクト・リクルーティングのメリ・デメ比較 ~採用手法を理解し「売り手市場」で勝つ方法を見極める~
HRレビュー 編集部
株式会社ビズリーチ
「売り手市場」といわれる昨今の中途採用市場で、採用担当者は欲しい人材がなかなか採用できないという課題を抱えています。そこで今回、HRレビューでは代表的な採用サービスである「人材紹介」「求人広告」「ダイレクト・リクルーティング」 のメリット・デメリットを比較・解説し、優秀な人材を確保するために採用担当者がとるべき手法についてご説明します。
「売り手市場」といわれる昨今の中途採用市場。採用担当者は欲しい人材がなかなか採用できないという課題を抱えています。採用が年々難しくなっていくなか、代表的な採用サービスである「人材紹介」「求人広告」「ダイレクト・リクルーティング」などを比較した記事や情報は少なく、採用担当者の方のなかには次にとるべき手段がわからずお困りの方も多いのではないでしょうか。そこで今回、HRレビューでは代表的な採用サービスのメリット・デメリットを比較・解説し、優秀な人材を確保するために採用担当者がとるべき手法についてご説明します。
中途採用はいま「売り手市場」
2015年12月25日に厚生労働省から発表された11月の有効求人倍率(季節調整値)は1.25倍で、23年10カ月ぶりの高水準となりました。12月には米FOMCによって10年ぶりに政策金利の利上げが決定し、米経済情勢も緩やかな景気拡大を続けていることが伺えます。テロなどの地政学的なリスクの可能性も引き続き高まっており、景気動向がどちらに動くのかは不透明ですが、少なくとも日本における求職者の売り手市場は今後も続くと見て対策を考える必要があるでしょう。
まず、中途採用において利用されている手段やサービスはどのようなものが多いのでしょうか? HR総研が2014年に中途採用を行った企業に対して行った調査で、次のような結果が出ています。
2014年に中途採用で利用されてた手段・支援サービス ※複数回答可 (HR総研調べ)
有料サービスである「人材紹介」(62%)、「求人広告(インターネット)」(43%)が1位、2位を占め、3位からは無料で採用活動を行える「自社ホームページ」(42%)、「ハローワーク」(41%)、「従業員からの紹介」(いわゆるリファラル・リクルーティング)(35%)が続きます。その他従来型の「転職情報誌」や「新聞広告」など紙媒体での求人募集も一定数ある一方、まだまだ「転職データベース」(いわゆるダイレクト・リクルーティングのデータベース等)は使われる機会が少ないのが現状のようです。
「人材紹介」サービスは、厚生労働大臣の許可を受けた人材紹介会社が、企業から依頼を受けて、該当する候補者を紹介するサービスです。一方の「求人広告」サービスは、インターネットや情報誌、新聞などの紙媒体を利用して企業の採用情報を求職者に紹介するサービスです。
これらの有料サービスを利用し、かつ自社ホームページやハローワークなどの無料の媒体も活用し、それでもまだ自社の採用ニーズを充足できないとしたら、次に考えるべきはその他の手段です。
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