ホリスティック医学では、健康を捉えるとき、ボディ、マインド、スピリット のつながりからとらえていくことが前提になっています。中でも、スピリットをどうとらえるかは、「自分がどう生きるか」のテーマです。 どう生きるかという意味で、マズローの自己実現欲求の5段階は有名ですが、それも併せて、生きる意味に、触れていきましょう
ということなのですが…
4段階目まで満たされないと、ほんとうに5段階目の欲求は生じないのでしょうか。
到達するかどうかは別にして、欲求だけなら、いくらでも5段階の人いるでは?と思ってしまいます。つまり、逆マズローの欲求実現です。
逆マズロー説を考えてみる
私など、中学生くらいから、自己実現欲求を持っていたように思います。
自分の持つ能力や可能性なんて、皆目見当はつきませんでしたが、なりえるものにならなければならないという欲求。それは、かなり強かったと思います。
もちろん、当時、親の保護下にあったので、生理的、安全の欲求が満たされてはいましたが、 自立していたわけではありません。
所属については、学校や部活などの所属はあったったし、部活での成績が良ければ、承認欲求を得られたこともありました。
でも、そこから自己実現欲求が生まれるというのは、違ったと思います。
思い描いていたのは、それらの延長にあったものではありません。
そして、私がセラピストになってから多く出会ったのは、
「マズローの自己実現を、いきなり目指していませんか?」と言うような人達です。
それは、「なりえるものにならなければならない」という欲求の強い方たちでした。
社会人でも、どちらかと言えば 非正規雇用の方が多いし、経済的な安定にあるとは言いがたい人も。
これらは、第2段階 が脆弱だということ
また、自分になかなかOKが出せない人も、かなりいらしゃいます。
これは、第4段階を 卒業していないことを意味します。
だから「なりえるものにならなければならないという欲求」から、
セラピーを学び、あわよくばセラピストとしてなろうとします。
でも、独立できない理由は、経済的な理由のように見えて、実は第4段階の自己承認、つまり自信の程度が、その後を左右していることが多いようでした。
INSIGHT NOW! を訪れる方は、ビジネスマン、ビジネスウーマンが多いでしょうか。
そういう意味では、現在、少なくても第3段階、あるいは第4段階の方も多いかもしれません。
一方で、私はセラピーの講師として15年以上たちますが、意外にも、正社員の方の参加率は低かったと感じます。
その分、バイトや派遣社員、主婦の比率がとても高いのです。
彼女、彼らに比べれば、正社員のほうが自由になるお金の額は、多いはずなのに、
少なくても私が関わった方たちの中では、
例え自分と向き合い、自分を知る目的の受講でも、セラピーを学ぶことに、自己投資する正社員さんは、多くはありませんでした。
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2018.12.21
2019.03.30
一般社団法人フラワーフォトセラピー協会 代表理事
こんにちは。内藤由貴子です。花の写真でストレスを作る感情を分析、心理診断を行い、さらにその解消まで行うフラワーフォトセラピーのセラピストです。INSIGHTNOWでは、異色な存在かもしれませんね。このセラピーの普及のため、一般社団法人フラワーフォトセラピー協会を設立、講師の養成、セラピストの紹介を行っています。自身、色を使うオーラソーマ®をはじめ、セラピストとして16年あまりのキャリアです。このINSIGHTNOWでは、こころをケアに役立つようなコラムを書かせていただきます。よろしくお願いいたします。