今年のノーベル賞をきっかけに、免疫力が注目され、薬も開発されています。一方で、免疫を活性させるのは、必ずしも薬が必要なわけではありません。 広い意味で免疫を考える時、ホリスティックな考えが参考になります。西洋医学が「治す」ことが得意なら、ホリスティック医学は「治る」ことに繋げます。 その意味で身体だけでなくこころや生き方が問われるのが、ホリスティックな健康の捉え方です。 最近のドラマで問われる命の在り方が、命を延ばすこと以上にその質が問われています。 さらに映画「ボヘミアン・ラプソディ」が大ヒットするのも、生きる意味について改めて考えた人が多いからでしょうか。2019年を迎える今、自分の命の意味を問う機会です。
◆ 免疫力が注目されていますが…
先日、ノーベル賞の授賞式がありました。今年は医学生理学賞で本庶佑先生が受賞されたことは、日本人の一人として、良かったと思っています。
さて、この受賞を機会に本庶先生が研究されていた「免疫」という言葉が改めてクローズアップされています。
あらためて免疫についてネットで少し見ましたら、この薬「オプジーボ」について「根拠のある免疫療法」という表現がありました。
一方で、根拠のない免疫療法というカテゴリーが想定されるのでしょう。
私は薬のことはよくわかりませんし抗がん剤とは違うにしても、これは「がんを治す薬」と思っている人が多いと思います。
私は、ここに少し違和感を感じて居ます。一般論では免疫力は本来、「治す」というより「治る」のが正しいように思うからです。
もともと人が持つ自己治癒力を上げるのが免疫力ですし、免疫力が上がった結果、病は「治る」わけで「治す」とは本来異なります。
そして、免疫を活性させる方法は、薬の発想だけではないはずです。
◆ 治す医学、治る医学
なぜこんなことを取り上げたかと言うと、ホリスティック医学、私は医療者ではありませんが、ホリスティックを意識して仕事してきた一人です。
もちろん、がんについては、4回のがん患者としての経験しかありません。
ここでも何度かホリスティックに関して取り上げたことがありますが
西洋医学は「治す」医学。 ホリスティック医学はむしろ「治る」医学。この違いがあります。
ホリスティックと言う言葉をご存じない人も多いかと思いますので、簡単に説明すると
ホリスティックは、全体性(ホーリズム)から来ている言葉で、人をボディ、マインド、スピリットの全体性に調和がとれた時、治っていく、と考えるとわかりやすいでしょうか。
「スピリット」という言葉が入っただけで、怪しげなスピリチュアルだと受け取られた体験がありますが、まったくの誤解です。
マインドは心です。スピリットと言うと魂を意味しますが、むしろ、いかに生きるかという生き方だと思っています。
NPO日本ホリスティック医学協会名誉会長の帯津先生は、スピリットを「命を輝かせること」という趣旨で話されていたと記憶します。
人が病を得た時、身体だけ治せばいいというのでは十分ではないと、すでに多くの人が気づいています。
かと言って、生活習慣、特に食事にばかり注目するのも違います。
私は心理セラピストですし、心の負荷が取れた時、自身の体験からも病が癒えることはよく知っています。
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2020.07.28
2015.07.17
一般社団法人フラワーフォトセラピー協会 代表理事
こんにちは。内藤由貴子です。花の写真でストレスを作る感情を分析、心理診断を行い、さらにその解消まで行うフラワーフォトセラピーのセラピストです。INSIGHTNOWでは、異色な存在かもしれませんね。このセラピーの普及のため、一般社団法人フラワーフォトセラピー協会を設立、講師の養成、セラピストの紹介を行っています。自身、色を使うオーラソーマ®をはじめ、セラピストとして16年あまりのキャリアです。このINSIGHTNOWでは、こころをケアに役立つようなコラムを書かせていただきます。よろしくお願いいたします。