ホリスティック医学では、健康を捉えるとき、ボディ、マインド、スピリット のつながりからとらえていくことが前提になっています。中でも、スピリットをどうとらえるかは、「自分がどう生きるか」のテーマです。 どう生きるかという意味で、マズローの自己実現欲求の5段階は有名ですが、それも併せて、生きる意味に、触れていきましょう
ホリスティックでスピリットを捉える
「ホリスティック」という言葉をご存じでしょうか。
「ホリスティック」という言葉は、全体、つながり、バランスなど訳され、
ホリスティック医学では、健康を捉えるとき、ボディ、マインド、スピリット のつながりからとらえていくことが前提になっています。
ホリスティックなセラピーでは、体だけでなく心を無視しませんし、
フラワーフォトセラピストの立場では、「すべての病気は心身症」と言っているくらいです。
では、もう一つのスピリットとは?
魂とかスピリチュアルというと、なんだかあやしい、と思う人が、未だに少なくないようです。
スピリットは「あなたはどのように生きるのか」を問うてくる言葉ではないか、と私は考えます。
日本ホリスティック医学協会の名誉会長で、帯津三敬病院名誉院長でいらっしゃる 帯津良一先生は よく「命を輝かせること」という表現をされています。
自己実現欲求とマズローの5段階説
ところで 「自己実現」というのは、その前提になる言葉ではないでしょうか。
だから思うのです。
あの「マズローの5段階欲求説」は、本当にあの順番でないと、自己実現欲求まで到達しないのでしょうか?
よく知られた自己実現へのピラミッド型5段階ですが
1.生理的欲求 (Physiological needs)
2.安全の欲求 (Safety needs)
3.社会的欲求 / 所属と愛の欲求 (Social needs / Love and belonging)
4.承認(尊重)の欲求 (Esteem)
5.自己実現の欲求 (Self-actualization)
つまり、ちゃんとご飯が食べられて、命を維持できる状態なら、
住まいを確保し、経済的安定を得ようとします。
その欲求が満たされると、社会の一員であり、愛を求めるのが次の段階。
それが満たされると、仕事で認められたりしながら、自分への評価も上がるでしょう。
この時、単に他者からの評価によって承認欲求を満たすのでは、注目を得る、名声を得るという
低い次元の評価にとどまってしまいます。
自身を信じられることによる自己評価が高まることによる、自己評価アップによる自己承認でありたいわけです。
ここまでが第4段階でした。
そして、ここまで満たされると、5段階目の自己実現欲求を持つようになる。
それが、自分の持つ能力や可能性を最大限発揮し、具現化して自分がなりえるものにならなければならないという欲求。
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2018.12.21
2019.03.30
一般社団法人フラワーフォトセラピー協会 代表理事
こんにちは。内藤由貴子です。花の写真でストレスを作る感情を分析、心理診断を行い、さらにその解消まで行うフラワーフォトセラピーのセラピストです。INSIGHTNOWでは、異色な存在かもしれませんね。このセラピーの普及のため、一般社団法人フラワーフォトセラピー協会を設立、講師の養成、セラピストの紹介を行っています。自身、色を使うオーラソーマ®をはじめ、セラピストとして16年あまりのキャリアです。このINSIGHTNOWでは、こころをケアに役立つようなコラムを書かせていただきます。よろしくお願いいたします。