/『易経』は、二千五百年来の世界的ベストセラーのビジネス書。物事を6つの点で掴み取り、そのそれぞれの陰陽の関係で読み解く。その陰陽の少老から次の変化を推し測る。さらには、卦の分析から物事の障害を見抜き、その部分を陰陽反転させることで、道を開く。/
物事は、見た目のままでずっといける、などということはありえない。表面上は穏やかでも、その内部には複雑な緊張関係があり、そのせいで、行くところまで行けば、その部分が真逆に反転する。この変化を6つの歯車で読み解く、これが易学。我々の日常の物事も、この6つの立場の当事者たち、その今後の変化をとらえることによって、ゴリ押しをしてこじれさせたりすることなく、タイミングを見計らい、うまくすんなりと物事を運ぶことができるようになる。
(大阪芸術大学芸術学部哲学教授、東京大学卒、文学修士(東京大学)、美術博士(東京藝術大学)、元テレビ朝日報道局『朝まで生テレビ!』ブレイン。専門 は哲学、メディア文化論。著書に『悪魔は涙を流さない:カトリックマフィアvsフリーメイソン 洗礼者聖ヨハネの知恵とナポレオンの財宝を組み込んだパーマネントトラヴェラーファンド「英雄」運用報告書』などがある。)
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2009.10.27
2008.09.26
大阪芸術大学 哲学教授
美術博士(東京藝大)、文学修士(東大)。東大卒。テレビ朝日ブレーン として『朝まで生テレビ!』を立ち上げ、東海大学総合経営学部准教授、グーテンベルク大学メディア学部客員教授などを経て現職。