上司から行動を求められ、一生懸命に頑張る。 しかし成果は表れない。そしてまた行動する。 この負のサイクルにはまるビジネスマンは多い。なぜ行動して結果が追い付かないのか。
組織というものは、基本的に変化を歓迎しないので、多くの組織は、前期と同じような戦略を取ることになる。
おころが、昨日の成功は今日の成功とはまったく限らないと言っても過言ではないだろう。つまり、変化のない戦略、施策をとってきた組織は、予算に足りないという結果に陥ることが多い。
そして、上司から「何かないのか」ということになる。
「何かないのか」と強く指示されれば、前述のように、行動プランを出し、「これをやってみます」ということになる。こうした対応の結果を果たしてコントロールできるかというと、正直「NO」だろう。
さらに、質量ともに十分な戦略やアイデアに裏付けされた実行となることも少ない。
結果の出ない組織の陥るパターンといっていいこの状態は、多くの組織に起こっている。そして残念ながら、「これだけ一生懸命やっているのに」と自分自身は100%感を持っているにもかかわらず、結果も評価もまったく追いつかないという悲しい結果となる。
結果を追い求めるあまりに、行動ばかりが先走り、結果をつかむことができない。
本人は「実行」していると思っているのに、本質的な「実行」はまったくされていない。
組織の実行に関する問題はここにある。
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