コンテンツマーケティングを推進したいと思っても、必ずぶち当たる問題が、「うちには語るほどのコンテンツがないから無理」という意見だろう。そういうとき、マーケティング担当者はどうすればいいのか。
実際に第三者が顧客にインタビューするとよくわかるが、「なぜこの商品・サービスを購入しているのか」と聴いても、営業が語ってきたセールスポイントを並べてくれる顧客はまずいない。
自分の提案してきたことと、あまりにも違うことを語るので、聞いている売りがわの人がいらいらすることすらある。
しかし、これこそが現実であり、ここにこそコンテンツのストーリーがある。
つまり、購入に至るストーリーは、購入者が100人いれば、100通りのストーリーがあるということ。
よくあるのは、数人だけ聞いて、「やっぱりこういうことか」とニーズを決めつけてしまうことだ。営業力に乏しい人ほどそう言う。だが、決してそんなことはない。
顧客の持つ背景、ストーリーはすべて違う。表面的な返答に満足せず、とことん聴かなければならない。
商品・サービスを購入してくれた人のところに行って、「弊社の商品・サービスを購入していただいたのはなぜでしょうか。この商品・サービスがなかったらどうなっていましたか?」と言おう。コンテンツマーケティングはここから始まる。
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