古来から日本では発酵食品が多く作られ、食べられてきました。発酵は日本の大切な食文化です。
今日、8月5日は「発酵の日」です。
日本の古くからの食文化である味噌、醤油などの発酵させた食品の良さをさらに広めるのことを目的とし、味噌のマルコメ株式会社が制定しました。(日本記念日協会 参照)
発酵というのは、実はとてもあいまいな定義であることをご存知でしょうか。
発酵と腐敗の違いは、実は「人間に有益かどうか」でしかなく、発酵も腐敗も微生物の生命活動そのものであることに変わりはありません。
少し前に「もやしもん」というマンガが流行り、「かもす(醸す)」と言う言葉が若い世代にもなじんだ感があります。
この「もやしもん」に、世界の発酵食品が登場して、そのすさまじい臭気と作り方の描写に、腐敗と発酵の境界のあいまいさを感じた方も多いのではないでしょうか。興味のある方は、カナダのキビヤック、スウェーデンのシュール・ストレミングなどを検索してみてください。いろいろと、強烈です。
さて、発酵の日を制定されたマルコメさんが提唱されているように、発酵食品は「日本の風土や生活環境を活かし、健康にもいい。先人達の知恵が詰まった発酵食は、未来に伝えていきたい、日本の誇るべき食文化です。」
特に麹菌を使った味噌、醤油、酒、酢、みりんなどがなかったら、今のような日本の食文化は成り立っていないでしょう。
納豆やなれ寿司などは苦手な方もいると思いますが、発酵食品は日本人には欠くことのできない食文化そのものなのです。
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