2013年1月にスタートした勉強会の研究成果報告会の概要について述べています。
これも素晴らしい言葉です。と同時にモチベーションの重要性を改めて認識させられたキーワードです。このグループは人財育成に欠かせない10のスキルを定義し、それを育成するための手法を定義しています。しかしスキルの育成には時間がかかる。
それを担当する上司には「庭師の心」が必要である、と説明しています。
「庭師の心」。
また他社事例の調査も同時に行っており、そのアンケート調査の結果、グループ内で定義した必要不可欠な10のスキル同様、調達購買人材にはファンダメンタルスキルが重要視されることを立証しています。
そして最後のまとめとしてあげられたキーワードは
「当たり前のことを地道にやること」。
とまとめています。
人財育成グループはモチベーションの重要性を説いており、人材育成もサプライヤ育成も同じ、とおっしゃており、これは私が先回のメルマガでも取り上げているサプライヤモチベーションマネジメントにもつながることです。
次にサプライヤマネジメントグループです。
このグループでもサプライヤモチベーションの向上を先進企業事例としてその重要性を取り上げています。
それと同時に印象に残ったキーワードとしては
「企業の仕組みへのインストール」。
サプライヤマネジメントグループは当初どんな企業でも使える標準的なサプライヤ評価の軸を開発しようとしていました。しかしそれを進めるうちにサプライヤ評価は各企業や業界、購入品目毎にその重要性は異なるため、標準化は困難である、ということを理解。
その上で、サプライヤマネジメントはサプライヤ評価と同義ではなく、サプライヤ評価を如何に活用していくか、という観点で研究を進めていきました。
そしてアンケート調査、先進企業事例の調査を行うだけでなく、メンバーの属する企業でのサプライヤマネジメントの仕組みを作るところまで進めていったのです。
正に研究のための研究ではなく、勉強や研究を「実務にインストールする」ところまで至っています。これは正に今回の勉強会で狙っていたことです。
残り3グループはグローバル調達グループ、組織・体制強化整備グループ、横浜グループになります。この3グループでも印象に残ったキーワードはいくつも上げられます。
次回メルマガではこの残り3グループの発表紹介をしていきましょう。
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2009.02.10
2015.01.26
調達購買コンサルタント
調達購買改革コンサルタント。 自身も自動車会社、外資系金融機関の調達・購買を経験し、複数のコンサルティング会社を経由しており、購買実務経験のあるプロフェッショナルです。