これから益々勤労生活は長くなる傾向にある中で、自分は、一体何が得意なのか、問いかけてみることが大事です。
先日も、いとこに 「XXちゃんからみて、自分ってどういう点が得意なところだと思う?」と問いかけてみたところ、幼い時から一緒によく遊んできたからでしょうか。
「なる程」と思える客観的な答えが返ってきました。
なぜ自分で得意なことや長所に気づかないかというと、得意なことは簡単に出来るので、普段あまり自分では意識しないからではないかと思います。
また、得意なことを知るには、つねに日記や手帳に自分自身は何者で、その居場所はどこにあるのか?を書き留め、それを後から読み直すことが大事です。
かの有名なモーツァルトは、偉大のピアノ演奏家でありましたが、同時に見事なバイオリン奏者でもあったそうです。
ただ、どちらかの道を断念しないと一流になれないと悟り、バイオリンを捨てて、ピアノに絞りました。
モーツァルトは、そのことを日記にせっせと書き残して、たびたび振り返って、その決断が正しかったのかどうか検証を続けていたということでした。
そのような天才ですら、自分の得意とすることを見出すために努力している訳ですから、我々のような凡人はもっと意識して努力をする必要がある、と思います。
「どの選択肢が自分にとって向いているのか?」
「それはなぜそうなんだろう?」
「自分の居場所は一体どこなんだろう?」
こう問いかけて、日記や手帳にたびたび書き留めて、読み返してみる。
そうして、自分の価値を認識する習慣をつけるかつけないかで今後の長いビジネス人生、楽しく過ごせるかどうかが決定するのではないかと思います。
(参考文献:「ドラッカーの講義(1991-2003) アチーブメント出版刊」
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