モノが安いことの道理

2014.02.05

経営・マネジメント

モノが安いことの道理

野町 直弘
調達購買コンサルタント

モノが安いことには何らかの道理が必ずあります。

ちょっと話が逸れましたが、いずれにしても「モノが安いことの道理」は必ずあるのです。その道理がないままに引き出した安価は実はとても危険です。
安かろう、悪かろうにつながったり、将来的な値上げにつながるだけでなく、サプライヤの信用リスクにつながる可能性もあります。

実際に(ここでは具体的な事例は上げませんが)ある時期に競って大手企業の
大口取引をとるために価格競争が激化し、一時期大幅なコスト削減につながった
ものの数年経ってサプライヤの負担が高く、価格見直しを図る方向にあるような
買い物は様々存在します。「道理がない」安価は長続きしないのです。

バイヤーは買うことを商売としている人達です。「人より安く買う」ことも必要ですが、何故安いか、つまり「モノが安いことの道理」を見極められる能力を持つことも求められます。だから重要な仕事なのです。
「安けりゃいいじゃん」ではなく「何故安いのか」が重要ですし、それが見極められる能力を持つことが本当の安価購買につながっていくからなのです。

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野町 直弘

調達購買コンサルタント

調達購買改革コンサルタント。 自身も自動車会社、外資系金融機関の調達・購買を経験し、複数のコンサルティング会社を経由しており、購買実務経験のあるプロフェッショナルです。

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