投資の意思決定に使われる「現在価値」換算。ファイナンの世界では常識ですが、私生活の場でも現在価値の考えた方は重要です。
「ウダウダ言うな!俺は大器晩成型なんだ。今は眠れる獅子だ。」と若い頃カミさんに言っていました。今は、カミさんからは、「あんたは寝たきり獅子なの?いいかげん起きないと床ずれになっちゃうよ。」と反撃にあっています。
ファイナンス用語でいう「現在価値」とは、発生時期の異なる貨幣価値を比較可能にするために、将来の価値(将来価値)を一定の割引率(現金の時間的価値)を使って、現在時点まで割り戻した価値をいいます。
ひらたく言うと、将来の1000円は現在価値に割り戻すと1000円以下になり、投資の意思決定にも利用します。
将来儲ける予定を立てて投資計画を組みますが、その将来の儲けを現在まで割り戻した金額を考慮にした投資の意思決定をしていきます。
私生活で言うと、「俺は将来世界ナンバー1になってやる」という人は、割り戻して「日本ナンバー1」ぐらいあるいは「千葉でナンバー1」ぐらいの現在価値しかないと思っておくべきで、さらに、「一生お前を幸せにしてやる」という夫は「定年までは食わしてやる」ぐらいか、「定職についている間は大丈夫だ」ぐらいの現在価値しかないと思っておきましょう。
能ある鷹は深爪で出てこない、先のことは分からない。今日もノリノリで今を生きましょう。
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