OJTで伝えるべきことは、明文化できない思いや感情、経験談であるべきです。その思いや感情、経験談を伝えることが必要ではないでしょうか?
従来のOJTは業務のやり方を学ぶだけでなく、明文化できないモノを教える役割がありました。明文化できるコトを伝えることは難しくありません。一方で明文化できないことを伝えることは人対人の付き合いや対話の中で行わざるを得ません。
私はOJTで伝えるべきことは「その業務(調達業務)の奥深さや面白さ」だと考えます。
先のケーススタディでもあるマネジメントの方からこういうご意見がありました。
「いくら伝えるべきことでも、相手がそれを受け付ける土壌ができていないと伝えても効果はない。まずは相手がこういうことを知りたいという態度にさせることが重要。」正にその通りです。若手に対しては自分がやっている業務がどういうもので、どのような奥深さ面白さがあるのか、仕事の上っ面だけでなく奥深い部分にどのような深層があるのかこのようなことを伝えることで、興味を惹くことが必要なのでしょう。
OJTで伝えるべきことは、明文化できない思いや感情、経験談であるべきです。
その思いや感情、経験談を伝えることで、その業務の奥深さや面白さをまずは知ってもらうことが重要でなないでしょうか。
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2009.02.10
2015.01.26
調達購買コンサルタント
調達購買改革コンサルタント。 自身も自動車会社、外資系金融機関の調達・購買を経験し、複数のコンサルティング会社を経由しており、購買実務経験のあるプロフェッショナルです。