吉兆ブランドの再生なるか?・・・お詫びの力

2007.11.19

営業・マーケティング

吉兆ブランドの再生なるか?・・・お詫びの力

松尾 順
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

高級料亭「吉兆」のブランドイメージも ずいぶん墜ちてしまいましたねぇ・・・ 吉兆といえば、九代目林家正蔵氏(前林家こぶ平さん) に似て親しみやすい雰囲気を持つ徳岡邦夫氏が有名です。

日本人に罪の赦しを説くべくやってきたキリスト教の宣教師が、
日本人の間では心から詫びれば容易に和解が成立するということ
を知って感心している。

ですから、逆に、不祥事発生時に言い逃ればかりして

「心からのお詫び」

を示すことのできなかった企業・個人のブランドは
失墜したままであり、信頼回復は極めて難しいものになります。

「心からのお詫び」を感じさせた石屋製菓は、
「白い恋人」の製造再開(11/22から)を果たし、
信頼回復の道を歩み始めましたね。

しかし、現状では「赤福餅」のブランド再生は無理です。
「船場吉兆」も不可能でしょう。

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松尾 順

有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。

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