「自尊感情」を育みいじめ追放!

2012.09.01

ライフ・ソーシャル

「自尊感情」を育みいじめ追放!

寺西 隆行
(株)Z会

社会からいじめを少なくしていく、そのためには、ありとあらゆることをしなければいけません。 ここでは、「自尊感情」を育むことを、その方法として取り上げました。何かのヒントになれば幸いです。

自分がほんとに、凄いことをやった(あるいはやれる)、と思ったことを、雰囲気に押されて言わずにいると
・凄いこと、が表に出ず、社会価値創造につながらない。
・「みんなの足並みが揃って」のことしか評価対象にならず、革新的な提案が出てこない。
・みんな心の中では同じように「できる」と思っていることが共有されず、本当はできることもできなくなる。
…などのデメリットも多いです。

そして、「でしゃばり」を否定しつつも、誰もが「認められたい」と思う気持ちがある、そんな社会が行き着く先は、「相対的に劣位に立つものを叩くことで、自分の立場を変えずに優越感に浸る」ことの蔓延だと思うんです。
早い話、道徳的に誰もが「ひどい」と感じる事象を必要以上に叩くことで、胸をなでおろす人が多い社会。。。(メディアに見られる現象と感じています)

絶対的に素晴らしいと思えることを…ほんとにちょっとしたことでもいいですから…
それをアピールした人間を、「すごい!」と言い合える社会。
そんな「でしゃばり」を許容する社会の方が、今よりも自尊感情が育まれると思います(米中韓の3カ国を見ると、自己主張をしっかりすると思いませんか?自尊感情が育まれているから、と見ることはできませんか?)。

3.大人がひがまない!

自分が持ってなくて、他の人が持っているもの。
自分にできなくて、他の人ができること。

この「自分」が「自分たち」というマジョリティになると、なぜか日本社会は、他の人を、持たない、できないようにするベクトルが働く、そんな気がしています。
「ひがむ」という精神構造が影響しているのでは、とも。

これだけはハッキリいえます。
大人社会にひがみが蔓延していれば、決していじめはなくならない、と。

できるやつは、できる。
持っている人は、持っている。
それでいいじゃないですか。

これを認めることから…
自分にしかできないこと。自分しかもっていないもの。
それを探し、見つけ、自尊感情の芽を心に育めるのではないでしょうか。

自尊感情を育む方法はいろいろあるでしょう。
是非、皆さんで思いついた方法を「実行」してほしいと思います!

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寺西 隆行

寺西 隆行

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文部科学省広報戦略アドバイザー 経済産業省「未来の教室」教育・広報アドバイザー 三島市GIGAスクール推進アドバイザー 等

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