今年で創立40周年となったアシストでは、創業者社長ビル・トッテンが会長となり、新社長大塚辰男のもとで執行役員制度が導入され、あわせて新しい部署が設立されるなど世代交代が進んでいる。
そのときの上司であり、また経営企画室新設にあたり室長となった林 昌洋はこう語る。
「以前から企業経営、マーケティングについて勉強している事ことは知っていたので、商品採算性評価にあたり力になってくれるのは小牧さんしかいないと思っていました。彼は期待に応えた結果を出してくれました。結果を出した人は当然、この経験を活かした重要な役割についてもらうべきだと思いました。」
診断士の資格取得後、小牧の社外ネットワークも格段に広がった。
「IT、金融、製造業、卸売//小売業、プロコンサルタントなど、あらゆる業種の会社、年齢層の方々と診断士という資格で繋がることができました。またプロコンサルタントの先生の事務所で経営コンサルティングのお手伝いをさせていただき、会社では絶対に体験できない知見を得ることもできました。」
小牧がアシストに入社したのは、学生時代から創業者ビル・トッテンの本を愛読し、パッケージソフトウェア市場のパイオニアの会社に入って起業家精神を学びたかったからだ。
「入社当時から、ベンチャー的な雰囲気があり、やりたいことをやらせてくれそうな感じがしましたし、今でもそう思っています。私も、やりたいことをやって来た結果として職種も変わり、新しい仕事をいただいています。」
今、小牧が全体管理を担当する中期経営計画は、組織・経営施策、商品施策、営業・マーケティング施策、社員成長施策、生産性向上施策、CSR施策という6つのカテゴリに分かれ、さらにそれらを各々60の施策に分けて、アシストの更なる発展に寄与していこうとしている。
「これだけにとどまらず、経営企画課は参謀集団を目指して経営陣の意思決定のための新たな企画提案をやって行きたいと思っています。たとえば収益性向上、コスト削減、経営管理体制の確立などです。また、私個人として、堅実かつ持続的な成長のために財務基盤を強化すること、ベンチャーマインドの醸成、そして協力会社とのさらなる連携によるサービス範囲拡充を目指したいです。これらの根本にあるのは、“アシストの本業を中心として、お客様の拡大するニーズにどう対応するか”ということ。一発逆転のようなバクチ的発想はありません。」
また小牧は単なるアイデアはビジネスではないとし、情報収集においては現地リサーチを重視するという。
「仮説は最初に必ず設定しますが、インタビュー、アンケートなどを駆使して現地・現物にアプローチすることにしています。自分で見て聞いたもの以外は信じません。」。徹底的な現場主義でもあるのだ。
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