「どの会社を見ても同じようなことを書いてあって、読んでも違いが分らないので、とりあえずエントリーしてみるしかない。」これが学生の本音である。
「自社のことは熟知しているが、相手が学生なので、彼らが分る範囲のことを表現しているだけだ」とか、「採用活動なのであるから、実態そのままを伝えるのではなく、広告的に良い点のみを分りやすく伝えるのは当然だ。」といった反論もあると思う。しかしながら、分る範囲のことやその会社の良い点が、社風や職場環境、仕事に活き活きと取り組む社員の様子といったことしかないはずはない。マーケティングの各種フレームでも、マッキンゼーの会社の7Sでも、同業他社との差異を過去の新聞記事でも参考に明確にするのでもいいが、深く自社を考察した上で、採用広告を作るべきである。でないと、他社と差別化されないので採用も上手くいかないし、学生だって選ぶのに困るし、入ってからミスマッチだと騒ぐことになってしまう。
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新卒採用
2012.08.20
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2011.10.24
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NPO法人・老いの工学研究所 理事長
高齢期の心身の健康や幸福感に関する研究者。暮らす環境や生活スタイルに焦点を当て、単なる体の健康だけでなく、暮らし全体、人生全体という広い視野から、ポジティブになれるたくさんのエビデンスとともに、高齢者にエールを送る講演を行っています。