IT業界において、もはや女性の営業担当者は珍しい存在ではない。
「この案件で関わった社内の技術の方は本当に大変だったと思います(笑)。あと、お客様にも随分育てていただきました。提案内容について“こうしたほうがいいよ”“あの人に会っておいたほうがいいよ”とアドバイスもたくさんいただきました。お客様から情報をいただける関係作りって大切ですよね。若い時は、社内でも、お客様からも、いただくばかりでしたが、そうやって成長させていただいたのだと思います」
営業としての基本を積み重ね、その中で女性である自分のスタイルを確立してきた國井を目指す営業ウーマンはアシストに数多くいる。後輩の営業ウーマン、牧野加奈はこう語る。
「例えばお客様から難しいお願いをされて、社内の技術がなかなかそれを実施することを納得しない時でも、それを引き受けることでどんなメリットがあるかを説明して、技術を説得し、協力を得ています。お客様の立場で考え、自分もそれを十分納得した上で提言できているから、それができるのだと思います。また國井さんはとても顔が広いです。國井さんが困っている時に助けてくれる関係者も多いですし、私やチームメンバーが困っている時も、誰に何をお願いすればよいか、的確にアドバイスをくださいます。これも社内のリソースを理解しているからできることだと思います」
大学ではテニス・サークルの活動が中心で、授業よりも学食にいることの多かった学生時代、それでも教員免許を取得し、学生としてすべきことはしていたという國井は、ゼミの友人から「ボーナスが年3回ある面白そうな会社があるよ」と勧められてアシストを知った。入社を決めたのは、男性/女性の区別なく仕事ができる、と感じたからだという。そしてその通りの職場だった。
「製造業のあるお客様から、“アシストは女性がすごく活躍しているけど、どうやって女性の能力を活かしているの”という相談をされたことがありますが、そういうふうに見ていただけるのは嬉しいですね。特に、私のチームは全員女性で、アシストには女性技術者も多いので、担当営業と私、そして女性の技術者、と全員女性でお客様と打合せというケースがよくあります」
女性だけのチームを率いる女性リーダーとして、國井が心がけていることは「感情的にならないこととモチベーションの維持」だという。
「女性のほうが感受性が豊かで、理屈や論理ではなく感情に左右されやすい性質があると思うので、波があると良くないと思い気をつけています。また、自分だけでなくメンバーにもモチベーションを維持してもらえるよう心がけています。会社に疲れて帰ってきた時に、“もうちょっと頑張って仕事を済ませて帰ろう!”、と声をかけたり。会話というコミュニケーションとメール、その両方をいかにうまく使うかを日々気をつけています」
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