米国Medifastは自社商品を使わなくてもよい生活を提案し、4年で売上約3倍を達成!
日本においての広義でのダイエット市場は1兆円近いとも言われています。
ヘルスケアビジネスは今とてもホットな領域ですが、あえて言い切ってしまう
とヘルスケアビジネスの80%はダイエット!と私は考えています。
ダイエットの成功のあるべき姿は、期間内での体重減に加えて、その後リバウ
ンドせず体重をキープし、さらにそのダイエット生活を通じて、健康そのもの
への自分なりの価値観や実践方法を身につけることにあります。
ダイエット食品の多くは、「期間内での体重減」に機能するロジック(成分)を
訴求しているものがほとんどです。
でも、Medifast社は
●顧客が最終的には同社の商品なしで体重維持できることを目指す
●ダイエットをきっかけに、オプティマルヘルス(自分なりの心、体、経済面
での健康価値観を作ること)をコーチングする事業も運営する
というダイエットという行為をもっと有意義な目的のためのプロセスとするサポートをしています。ここが急成長の鍵だと思われます。
Medifast, Inc.
Medifast社サイト
・設立:1980年
肥満治療を目的としたミールリプレースメント商品を、病院やクリニック向け販売からスタートした背景が肥満のメカニズムを熟知したサービス開発につながったと思われます。
・売上
2006年:$74mil(約89億円)
2005年:$44mil(約53億円)
2004年:$27mil(約32億円)
2003年:$25mil(約30億円)
・事業概要:
個人向け、医療機関向けのシェイク、バーなどのダイエット食品やウエイトロス
プログラムの販売。男性向け糖尿病患者向けプログラムもあります。
・商品群:
シェイク・バー&プリン・オートミール&スープ・飲料・おやつ・惣菜、及び
それらのセット商品。
特徴1)ダイエット達成後の徹底フォロー
●プログラムの流れ
・ステップ1)5 & 1 Plan (同社のダイエット食品中心)
一日に6食(同社の5食のダイエット食品+自分で用意する1食の魚・肉&野
菜)を食べる。2、3時間おきに食事をするので、空腹感を感じにくい工夫あ
り。(期間:4週間)
・ステップ2)Transition Plan(ダイエット食+通常食)
ダイエット達成後に、無理なく通常食へ戻るまでの転換期での提案。1日2、
3食の同社のダイエット食品+通常食を提案。(期間:約8週間)
・ステップ3)Medifast Maintenance Plan(通常食中心)
プログラムの最終段階。オンラインのガイドブックを通じて、ダイエット食品
を利用しない通常の食事で正しい生活習慣を継続するためのポイントを提案す
る。
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