企業向けソフトウェア販売/サポートの老舗、アシストが、苦労の末、主力商品サービス、DODAI(ドダイ)を自社開発した。その開発ストーリーから、商品サービス開発の要諦を探る。
■属人化の排除
DODAI提供開始にあたってアシストは技術支援サービスをメニュー化した。
「Oracleを20年間サポートしてきたと言っても、ノウハウが体系立てられていたわけではなく、すべてが人に依存している状況だった。加えて2000年前後、優秀な先輩技術者が次々にアシストを去り、ノウハウが人に依存している状態での技術者の流出に危機感を感じていた」
まずは人に依存していたノウハウを文書化するところから開始した。文書化していくと定型化したやり方が見えてきた。その上で、技術支援サービスの内容を体系化し、それぞれ価格がいくらかを明示し、お客様に技術支援サービスのメニューや、それが何を意味するかの詳細内容を見せながら、必要なものを選択していただける形にしたという。
物を買うのに、メニューや価格が設定されているのは当然ではないかと思われるだろうが、IT業界の場合、仕様を固めるのに、お客様の要望を確認しながら、机上設計を何度も繰り返すプロセスが普通だという。岸和田はそれを「ポンポンポンと選べば自動的に価格と注文内容がわかるスタイル」にし、効率化したかった。
~ 家電アプライアンスの発想をIT(後)
http://www.insightnow.jp/article/6073 ~へ続く
文責: 株式会社アシスト 広報部 根井 和美
お問合せ:press(アットマーク)ashisuto.co.jp 03-5276-5850
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