あの貴乃花が・・・あの北の湖が・・・あの千代の富士が・・・。親方になってしまったお相撲さんの顔は、なぜあんなに変わってしまうのか。 相撲協会の理事となった親方達の顔がメディアで大写しになる度に、相撲の人気は下降線を辿っているような気がする。
ほんの2ヶ月前、「美男美女は罪を犯しても得する?」というニュースを読んだ。物議を醸しそうな内容ではあるのだが・・・要は、『裁判の被告人の顔の美しさ』は、裁判の判決に影響するという話だ。米コーネル大学が発表した研究結果によると・・・
重犯罪のケースでは被告人の魅力度による判決の違いが見られなかったものの、軽犯罪の場合では、美男・美女である被告人のほうに明らかな“有利さ” が浮き彫りとなりました。容姿的な魅力がない人物の有罪判決率は魅力的な人物に比べ22%増加しており、さらに判決の内容(懲役の長さ)においても、平均 22か月も長いという結果が現れたというのだ。
※引用→美男美女は罪を犯しても得する? 米大学の研究で「判決に有利」な傾向。2010/05/19 21:20 Written by Narinari.com編集部より
http://www.narinari.com/Nd/20100513575.html
何をもって美醜を決定するかは難しい問題なので、このニュースを鵜呑みにすることはてきないが、、、心の底では、やっぱりそうだよなと納得してしまう。顔の印象から得られる情報は、物事の判断を大きく左右する。
人間の顔は、『食べ物という生きるに欠かせないエネルギー』を集め、『より良く生きるための情報』を受発信する場所として進化してきたと何かの書籍で読んだことがある。他人の表情を読み取るコミュニケーション技術は、人間の進化にとって欠かせないものであったのだ。「嘘は顔に出る」そういうことがわかっているから、人間は、豊かなコミュニケーション社会を築けたのだ。
決して男前ではないが「豊かな顔」というのはある。
決して美人ではないが「輝いている顔」というのはある。
その反対も読み取れる能力こそが人間というものだ。
だから、テレビカメラは、その表情の一瞬を捕らえようとする。そして、私達は、物事の好き嫌いや善悪を決定する。
そんな観点から見て、朝青龍問題や野球賭博問題の度に出てくる相撲協会の親方達の顔は、大きく失敗しているような気がする。相撲人気の凋落は、親方達の「顔」が大きく影響してはいまいか?大衆からの支持を得るためには、「あの手の顔つき」へのリスクマネージメントが必要だと思うのだが、、、どうも相撲協会は、その点が無防備のようだ。
野球、サッカー、相撲・・・国民的スポーツはいろいろあるが、現役と引退後の顔の豹変ぶりがいちばん激しいのは相撲ではないだろうか。髷を切ってしまう+痩せてスーツを着る=外見が激変することも大きな要因だとは思うが、、、
現役の頃の北の湖や三重ノ海の顔は、あんなんじゃなかった。
貴乃花も千代の富士の顔は、もっと信頼に値した。
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有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役
昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。