■人の肌見て、我が肌直せ!? 女性の肌は9割、見られている!

2010.07.05

営業・マーケティング

■人の肌見て、我が肌直せ!? 女性の肌は9割、見られている!

小野寺 洋
株式会社JIMOS 通販広告研究所 所長/ビジネスディレクター

夏に向かって、日々、薄着になる季節。 肌の露出が多くなるのに比例して、夏の肌ケアについての悩みも多くなります。 調査によれば、女性の肌は、なんと9割の人に「見られている」というデータも・・・。

■貴女(アナタ)の肌は、じっくり観察されている!


 女性の肌露出割合が多くなる季節。女性の肌をじっくり眺めるのは、実は男性ではなく、「女性」だった-。

 「肌みがき向上委員会」が実施した「夏の女子肌実態調査(20~30代男女/1257名対象)」によれば、全女性の9割「他の女性の肌が気になっている」ことが明らかになった。

 調査結果を見る前には、「男性の方が女性の肌をより気にするはず」と思いきや、実は女性どうしの方が、お互いの肌を気にするという結果に。

 また、具体的にカラダのどの部位を気にするか聞いてみると、男女とも、「手」「足」「首」という季節を問わず露出している部分が上位に。
 しかし、男女で比較してみると、女性の方が男性より「ひじ」「ひざ」「かかと」など、いわゆる「角質がたまりやすい・目立つ」部位を気にすることがわかった。

 実際、周囲の女性に聞いてみると「そういえば、電車の中とか、他の人の肌ってよく見ますね」「確かに、他の人のヒジが白くなっていると、自分はどうなのか、つい確認してしまう」という声が続出。まさに『人の肌見て、我が肌直せ』というのが女性のホンネのようだ。

 調査結果を読み解くと、さらに男女差を感じる場面も。

 肌をついつい見てしまうシーンとして、「電車やバスの中」「テレビに映った女性を見たとき」「オフィス・学校」「温泉・銭湯」などが上位にランクインしているのだが、その中でも、「温泉・銭湯」では、身近な人の肌を観察する女性は、男性に比べて、なんと5倍も多いことが判明。そういえば、男性は、温泉などに行ったときにも、他の男性の肌をじっくり眺めたりしないもんなぁ・・・と、妙に納得。

 念のため、周囲の女性にも聞いてみると、ほとんどの女性が、「確かに、他の人の肌は気になる」と回答。「オバサンのハダカは気にしないけど、同年代くらいの人とはつい比較してしまう」「お風呂の中ではじろじろ見ないようにしているけど、洗面所・更衣室では見るかも」という会話に、微妙な乙女心がうかがえる。

 また、「肌がキレイな女性が使っているスキンケアアイテムはつい確認してしまう」という声も。ステキな肌の持ち主は、スキンケアアイテムまでチェックされているのだ。

 そして、きっと、この話を読んだアナタは、これまでよりも他の女性の肌が気になるようになるはずである(笑)。

■適切な媒体を選ぶということ


 こんな調査結果を読み解くと、ボディケア商品の必要性を訴えるのに適切なメディアの一つは、電車広告なのかも。「貴女(アナタ)の肌は、9割の人に見られています」なんてキャッチコピーはどうだろうか。乾いたヒジを意識させるビジュアルも必要かも。もちろん、電車意外にも、温泉や銭湯の更衣室を、重要な広告の場と考えることもできるだろう。

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小野寺 洋

小野寺 洋

株式会社JIMOS 通販広告研究所 所長/ビジネスディレクター

「効く広告」の研究とプロデュース、講演活動等を生業としています。 【略歴】 大学卒業後、出版社に入社。お客様と商品の“接点”開発に目覚める。 2005年より、株式会社JIMOSにて自社通販ノウハウを元にしたダイレクトマーケティング支援事業を行う。大手代理店にはない独自のアイディアや成功法則を武器に、広告をプロデュース。教育、食品、美容など、数多くの分野で成功を収める。 1973年佐賀県生まれ。佐賀大学理工学部卒。

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