「経営の同志」育成する第一歩は、社長の意志への共感

2010.03.06

組織・人材

「経営の同志」育成する第一歩は、社長の意志への共感

今野 誠一
株式会社マングローブ 代表取締役社長

昨今の経済情勢を踏まえた幹部育成のあり方

そこで、事前に社長の半生、特に創業のきっかけとなったドラマ、
会社や社員への思い、そして将来への夢など、あらゆる角度から社長を
徹底分析した「解体新書」と銘打った社長のミニ伝記を制作し、
それを教材にした幹部研修を行いました。

(1)「社長の解体新書」を幹部全員で熟読する。
(2)「社長の考え方で共感する部分」「社長が幹部に期待していること」
   「社長への疑問」について個人で考えをまとめる。
(3)グループディスカッションを行い、個人で考えた内容をすり合わせて発表する。
(4)各グループの発表内容について社長から率直なコメントをしながら
   全体ディスカッションを行い、社長への理解を深めながら
   経営について語り合う―ことを実施しました。

 社長の考えを知るということについて、一杯酌み交わす程度で
終わらせるのではなく、A社のようにきちんとエネルギーを使って
じっくり行うことが、「経営の同志」を育成する第一歩となるのです。

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今野 誠一

今野 誠一

株式会社マングローブ 代表取締役社長

組織変革及びその担い手となる管理職の人材開発を強みとする「組織人事コンサルティング会社」を経営。 設立以来15年、組織変革コンサルタント、ファシリテーターとしてこれまでに約600社の組織変革に携わっている。

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