安倍首相が突然辞任。紳士的で穏やかな見た目の首相が、これまで威圧的な迫力のある首相のもとで隠蔽されてきたもろもろのヘドロを表に出すという役割を終え、次期首相につなぐ。
9月12日 安倍首相が突然の辞任。
周囲は分かっていたことではあるけれど、ここまで引っ張った安倍さんの心のうちが気になるのは私だけではないはずです。
「見た目とリーダーシップの関係」でも触れましたが、とても紳士的で気品ある彼の周囲に存在する魑魅魍魎たちからすれば彼は格好の餌食だったのかもしれません。
ただ、私達国民からすれば、官僚たちが作りあげた多くの問題は誰かが表に出さざるを得ない状況にまでなっていたのでしょう。
内部的な問題を抑えるような威圧的なキャラクターでない安倍さんだったからこそ、ここまで表に出すことができたともいえます。
そういう意味では功績だったかもしれないと勝手に思ってしまうのです。
さて、問題はこれからどうするのか。
次期首相として福田さん、額賀さん、麻生さんと候補が出てきています。
未来を読むなんて私には到底できることではありませんが、私なりの見た目の印象分析だけから判断すると、福田さんがもっとも適任ではないかと考えるのです。
それはなぜか。
50歳という若さで首相の座に就いた安倍首相。国民の人気から自民党が彼を押したわけですが、国民が抱いた紳士的でステキ・・・・・・という印象の裏には「頼りがいがない」という印象があります。で、その印象がまさに結果に終わりました。
ただ、もしかしたら自民党ではその印象が戦略として当初から策として握られていたことだったかもしれません。
清潔感のあるヒーロー的な彼の印象からまじめな「世直し将軍」のイメージを思い浮かべ、ドロドロした官僚の悪行を表にだすにはもってこいの人物だったかもしれないのです。
こんな問題だれも自分の首相のときにはあって欲しくありませんよね。
まあ、それはさておき、次期首相に求めるものは世直しでもなんでもなく、安倍首相になかったこと。
それは安定感であり、安心して政治を任せておける人であること。
大改革以前に確実に政治の手綱を握って欲しいという期待に違いありません。
さて、次期首相候補の見た目は?
福田さんは、その安心感のある超保守的な印象はだれにも負けません。ある意味で官僚的で突飛なことはしない。かといって、悪行を表に出さぬよう押さえつける威圧感や強いリーダーシップはないというのが印象です。理性で割り切り、コツコツ着々とすべてクールに進めていく。大きな間違いはありません。まあ、リーダーシップに欠けるという印象が裏にはありますが・・・・・・。
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株式会社パーソナルデザイン 代表取締役
「自分らしさをデザインする。」をコンセプトに、独自のパーソナルアイデンティティ分析を基に業界・業種・役職に合った「自分らしさ」をスタイリスト、ヘアデザイナー、ボイストレーナー、演出家ほか各種スペシャリストとともに演出をサポートしています。ビジネスパーソンのためのパーソナルプロデューサー、が肩書きです。