質問するチカラ、そのスキルとテクニック(1)

画像: OpenCU

2009.07.30

仕事術

質問するチカラ、そのスキルとテクニック(1)

家弓 正彦
株式会社シナプス 代表取締役

ビジネスの様々な局面で「質問」は飛び交っているはずです。 そのなかでも、「鋭い質問」や「深い質問」もあれば、 「何を聞いているのかわからない」とか「それを聞いてどうする?」なんていう質問まで、いろいろありますよね。 ビジネススキルの一つとして、 「質問するチカラ」はとても大切だと思うのです。 ということで、今回は「質問するチカラ」がテーマです。

ボトムアップとは、下位情報(根拠となる事実)から問いかけるスタイル。
逆に、ブレイクダウンとは、上位情報(大きな論点)から問いかけます。

それぞれ、メリットデメリットがありますので、留意してください。

 ・ボトムアップ
   仮説検証には、客観的事実情報を確実に行いやすい。
   しかし、仮説以外の視点を失いやすい。
 ・ブレイクダウン
   まず大きな視点で論点を特定したい時は有効。
   いきなり、核心をつく質問で、回答しにくい。

■ アンカリングに注意!

アンカリングとは、冒頭の質問&回答が、後々の質問に心理的影響を与え、
客観的な回答が得られにくくなる現象を指します。

(パターン1)
回答者は、最初の発言と矛盾が起こらないように、
無意識のうちに後半の質問に対する回答をゆがめてしまう。

(パターン2)
最初の質問のテーマによって、回答者の視点が他に向かず、全体像を見失う。

今回は、事前準備までお話ししました。
次回は、いよいよ「オンサイト」。
質問シーンの現場でのテクニックを考えてみます。

株式会社シナプス 代表取締役 家弓正彦
 Blog「ロジックとパッションの狭間から」: http://kayumi.jp
 Twitter : http://twitter.com/Kayumi
 Tumblr : http://kayumi.tumblr.com/

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家弓 正彦

株式会社シナプス 代表取締役

マーケティング戦略を中心としたコンサルティング、マーケティングに特化した教育プログラムの提供を行っています。

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