自分の中には価値創造する回路がある。その回路空間のふくらみこそ仕事のふくらみをつくる
また、能力を深い次元ではたらかせてみたいというのは、
回路に立体的な深みを出そうという努力です。
こうした、広がりへの張力、深みへの引力を自分に与えてくれる源泉は何でしょうか?
それこそが、働きがいであり、夢や志です。
人はその仕事の中に、充分な意味や意義、
無償でも楽しみたいとする興味・関心、使命感にも似た目的意識があれば、
自発的努力を惜しみません。
そのとき、誰に言われることもなく、自然と「見る」から「観る」へ、
「知ろうとする」から「識ろうとする」へ、
「ぼーっと聞く」から「研ぎ澄まして聴く」へ、
「文句の出ない程度に作る」から「他人があっと驚くほどのものを創り出す」へと
自分の中の価値創造回路を「縦・横・深」にふくらませることができるのです。
「好きこそものの上手なれ」とはまさにこのことを言い表したものでしょう。
私はこうも言えると思っています。
―――山(夢/志)高ければ裾野広し。山高ければ谷深し。
*詳細の議論は、拙著『“働く”をじっくりみつめなおすための18講義』で。
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【仕事の基本概念を持つ】
2009.08.20
2009.07.26
2009.07.18
2009.07.11
2009.07.08
キャリア・ポートレート コンサルティング 代表
人財教育コンサルタント・概念工作家。 『プロフェッショナルシップ研修』(一個のプロとしての意識基盤をつくる教育プログラム)はじめ「コンセプチュアル思考研修」、管理職研修、キャリア開発研修などのジャンルで企業内研修を行なう。「働くこと・仕事」の本質をつかむ哲学的なアプローチを志向している。