「ネクタイを買うと、CO2削減に協力できます」、という京急百貨店が父の日に向けて行っている“楽eco”キャンペーン。キャンペーンを始めた理由やその仕組みについて、京急百貨店に聞いてみた。[郷好文,Business Media 誠]
京都議定書の温暖化ガス削減目標は6%、そのうち3.8%は森林で吸収することが求められており、戦中戦後に植えた杉・ヒノキの人工林の伐採と管理で実行する予定。フォレストック認定もその1つの手段だ。ところが売れば赤字の国産材、山林主は管理費さえ惜しむ。しかも国産材を扱う施工会社もごくわずか。こんな実情を解決できないお上の政策もサムい。
だが京急百貨店の取り組みを見れば光明はある。現場からの提案、日々の品揃えでの展開、低コストでの実施、地域のエコと連携。1店舗でできることを全国に広げる。2008年にも“楽eco”を行っていたのだが、その反響が大きくて同業者とおぼしき人がコツを聞くためかしつこく長電話してきたそうだ(笑)。堂々と真似て、全国の百貨店でやればいいと思う。心のフトコロの深さこそがエコ成功のポイントなのだから。
<関連リンク>
クリエイター作品販売:「utte(うって)」
ギャラリー&スペース:「アートマルシェ神田」
著書:『ナレッジ・ダイナミクス』(工業調査会)、『21世紀の医療経営』(薬事日報社)、『顧客視点の成長シナリオ』(ファーストプレス)
印刷業界誌:『プリバリ[印]』
ブログ:「マーケティング・ブレイン」
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
関連記事
2009.07.09
2009.07.14