映画やテレビドラマなどを制作する上で大きな役割を果たすにも関わらず、監督に比べて地味な存在と思われがちなプロデューサー。東京ディストリビューション・オブ・コンテンツセミナーで行われたGONZOの内田康史氏の講義では、どうアニメを海外に売り込むかということについても語られた。[堀内彰宏,Business Media 誠]
つまり編集権とは「誰が作品の責任を負うか」という話なのですが、日本では監督が編集権を持つケースが比較的多いと思います。一方、米国のアカデミー賞で作品賞を取った時に誰がオスカーをもらうかというと、監督ではなくてプロデューサーがもらうんです。なぜなら、プロデューサーが編集権を持っていて、作品の責任者であるからです。だからといって日本でも「編集権はプロデューサーのものです」と契約書に書くと、最後に監督と大もめになるケースが多々あるので、一番最初に編集権はどっちにするかを話し合って契約書に入れる必要があります。
~映画プロデューサーの仕事とは(4)~アニメを海外に売り込む方法~に続く~
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映画プロデューサーの仕事とは
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