2009.06.01
中吊り広告から検索エンジン誘導型の広告…もう少し考えたら?
寺西 隆行
(株)Z会
本記事の概要は「スッパンダ、よいおやすみ、ドットコムマスター」です(笑)。
・よいおやすみ
リスティング広告で「驚異の平均26kg減少の」が表示、次にメニューサイトでDHCモバイルショップが掲載。続く「その他のケータイサイト」でもない…(ケータイサイトがないんでしょうかね)。
しかもリスティング広告を出している会社、怪しすぎる…
・ドットコムマスター
リスティング広告では専門学院HALで表示、メニューサイト、その他のケータイサイト、どちらにもなし。
それなりにケータイユーザーのことを考えているのが「スッパンダ」。
「ドットコムマスター」はHALのおかげで助かっています(ドットコムマスター受検をHALで勉強しましょ、的な内容ですから)。でもNTTコミュニケーションズがやっちゃいけんでしょ、こんな展開(=ケータイからの検索を意識していない展開)、ということで、NTTコミュニケーションズのブランディングに少し傷がつくことも。
「よいおやすみ」は最悪ですね(しかもケータイ検索をすぐにやりたくなるワードというのがさらに不幸)。怪しい業者にワードを狙われたため、「間違えた」消費者からアステラス製薬へのクレームにつながってもおかしくない状況。。。
このように、中吊り広告で検索誘導されている広告主さん、余りにもケータイユーザーの威力を無視しすぎです。
加えて言うならば、ユーザーの行動心理を分かっていません。上にも述べましたが、覚えてないですって、中吊り広告にのっているワードなんて。
中吊り広告で検索エンジン誘導をやる場合には、絶対にケータイサイトを作りましょう。
※簡単なサイトでいいんです。簡単なサイトであればほんの数万円でできますから。
その上で、ケータイでの検索、たとえばdocomoの場合、表示順は
・リスティング広告
・メニュー登録のあるサイト
・オーガニック検索
となるわけですから、リスティング広告への出稿や公式メニューへ登録することも考えてみてください。
そんなに費用をかけられないのであれば、せめて「該当するワードで公式メニュー登録にひっかかるサイトがないこと」を調べ、(展開開始時に)リスティング広告が出稿されていないことも確認し、オーガニック検索での自サイト表示が目立つようにしないと。
「クロスメディア」の表面的知識だけ知っててもまず成功しません。
ユーザー心理、考えないと!
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