~高度成長からバブルを駆け抜け、さらなる未来へ~ 1980年~90年台にかけての日本経済のバブルが膨れ上がって破裂前後の頃の、筆者のドロドロの商社マン生活の実体験をベースに、小説化しました。 今も昔も変わらない営業マンの経験する予想を超えた苦楽物語を、特に若手営業マンに対して捧げる応援メッセージとして書きました。
< 成功する確立の高い売れる仕組みか・・・ >
篠原由美子も、ふんふんと深くうなずきながらマイクの話を
興味深く聞いていた。
宮田は、マイクの話に引き込まれながらも、商社には
関のように大声で怒鳴って、命令と自己主張ばっかりして
いる人間ばかりでなく、マイクのように論理的に客観的に
ビジネスを捉えて、語る人もいるのだと感心していた。
< ふー・・・。 商社もまんざら捨てたもんやないな・・・。
結構おもろいし、勉強になるやんけ・・・ >
そう感心している自分がいると同時に、斜め前に座っている
篠原の、時々その黒くてつややかな長い髪をさらっとかき
上げるしぐさや、意外に胸元が切れ込んだブラウスの胸の谷間を、
不謹慎だと思いながらも、マイクに気づかれないよう、
ちらちらと盗み見ては、都会的な華やかな女の色気にどきどき
している自分もいることを感じている宮田であった。
次回に続く。
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商社マン しんちゃん。 走る!
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