スポーツ報知の記事の中に見た“確信犯”という用語。 えっ、これを“確信犯”と言い切ってはちょっとまずい… というちょっとした思いから、「誤用」について思っていることをつらつらと。
そこで、「誤用しないために」ではなく、「誤用と付合っていくために」の3ヶ条。
1.誤用を指摘されたら素直に「ごめん」
「イマドキそんなコムズカシイ意味で使う人なんていないよ~」という態度を見せるのはよくないと思います。
言葉にはやはり歴史があり、その重みがありますから。
この重みを感じることこそが、「美しい」国民性を醸し出せる1つの条件だと思います。
とくにインターネット上の記事では、誤用をそのまま残したまま、「追記」やコメント欄などで「訂正」を発表するのが良いかと思います。
2.誤用を激しく指弾しない
「指弾する」という姿勢は、指弾合戦、揚げ足取り合戦を生むだけで、無益です。
やんわりと指摘してあげることこそが、書き手のことを考えた他人の態度だと思います。
INSIGHT NOW!への僕の投稿にもおかげさまで、多くの方にいらっしゃっていただくようになり、「記事の書き手」の一人になった自分だからよくわかるんです。
表現することにビクつきだすと、記事が書けなくなってしまう、と。
僕自身の記事の善し悪しはみなさまの心に委ねますが(笑)…
世の中にはたくさん、よい記事を提供してくれる「書き手」がいらっしゃいます。
6割方、よい記事を提供している人が、たまに自分の共感しない記事を書き、その中に誤用があっただけで、激しく責める人が(残念ながら)いらっしゃいますが、その行為が6割のよい記事の提供をストップさせてしまいます。
記事を提供してくれる人に感謝の気持ちを持ちながら接したいものです。
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ネット上でのPRの姿勢にも「感謝の気持ち」が大切だと思います。
来る25日に講演(無料)を致しますので、ご興味のある方は是非いらっしゃってください。
<講演概要>
http://info.news2u.net/seminar/2008/netpr/jirei_seminar03_01.html
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3.立場を弁えて記事を書く
今回取り上げたスポーツ報知の記事、単なる1人のブロガーであれば気にしません。
ちょっとひっかかったのは、新聞記者が書いた記事だということ。
やはりフツウの人以上に「言葉」を気にしてほしいですし、「誤用の典型例」とされる誤用を犯すと新聞自体の信頼を落とすことになりかねないことに注意して欲しいんですよね。
言葉を軽々しく使わないように、使わないように…
そんな姿勢だけで自ずと誤用は減ります。誤用している自分に気づく機会が増えますもの(経験上)。
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