「インターネットとリアルの融合を!」 …Web業界の人、企業のWeb担当者、あるいは広告宣伝の担当者、マーケターの方… 誰もがみんなが憧れ、誰もがみんなが意気込み、あるいは誰もがみんな上司から「やれ!」といわれたことのある(苦笑)言葉ではないでしょうか。
◆本投稿記事は、毎日更新中のブログ
http://www.zkaiblog.com/histaff/
の話題を元に、本サイトの読者層に合わせた形で修正しております。
しかし、言葉では簡単に表現できるものの、実際問題、そう簡単にはいきません。
単純に
◆ネット(ほとんどがメール)を通じてクーポン送付→来店促進
というモデルであればすぐに思いつきますが、単にこれは「ダイレクトメール」という手段を、発送コストの安いネットに置き換えただけで、ネットの利点を利用しているものの、アイディアとして新規性に溢れているとは思えません。
しかし、そもそもが「リアル」のサービス発で、インターネットをうまく利用しているサービスがあります。
それがカラオケ「JOYSOUND」発のサービス「うたスキ」です。
http://joysound.com/ex/utasuki/index.htm
「うたスキ」は、Z会が運営している「パルティオゼット」と同じ、SNS機能を利用しているため、僕も以前より注目していたのですが…
会員数の伸び方がハンパではなく、開始1年2ヶ月で登録IDが100万件を突破!(今年1月)
多くのSNSが会員数が伸び悩み、開始したはいいものの登録者数が1,000人にも満たない…というものもザラにある中、快進撃を続けているSNSの1つといえましょう。
◆なんでこんなに登録者数が増えたのか?
◆なんで上手にインターネット~リアルを融合できたのか?
◆何か特徴のある機能のついたSNSなの?
…いろいろマーケティングの視点で興味関心が尽きないサービスですが…
その人気の秘密の1つとして、
「Open(=リアル)でやりたいことと、Closed(=インターネット(のマイページ))でやりたいことをうまくマッチさせた」
という点が挙げられると思います。
まず、リアルでやりたいこと。これは既存の「カラオケ」のもっている価値ですが、
・みんなで楽しくワイワイ騒ぎたい!
・全国の人たちとの歌の点数のランキング比較をしてみたい!
などがありますよね。
そこに、SNSの「個別性(いわゆる「マイページ」)」を利用してできることを付加するわけです。
・わいわい騒いでいる時間はできる限り大切に使いたい!
→事前に「歌いたい曲」(十八番の曲)をマイページに登録、リアルの場ですぐに引き出せる!(=入力の手間が省ける)
・とある歌で、自分とランキング近辺(あるいはランキング上位)の人が「どんな歌を歌ってるのかな?」とチェックでき、自分に似たようなものがあると親近感が増したり、歌うのが楽しくなったり!(=「歌」に紐づく「個人」のキャラが特定できる!)
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
関連記事
2008.09.22
2008.09.26