2007.03.28
コミュニケーションチェーンの実現
後久 和宏
株式会社エクスマート 代表取締役
私はITとマーケティイングのコンサルティングサービスを、お客様にご提供する立場において、「サービスを提供する」の意味を整理し、自分自身として定義を持つことの重要性を常に感じています。 あるお客様にサービスをご提供するということは、そのお客様に対して、対価としての「価値」をご提供する必要があります。
至極当然ですが、お客様の「企業価値」そのものを向上させるサービス提供を常に意識していると、企業の社内外のコミュニケーションの活性化こそが、差別化された企業価値を生み出すことになると考えるようになりました。
社外とのコミュニケーション。
それはお客様や潜在顧客とのコミュニケーションであり、商品の認知、新規顧客の獲得、既存顧客離れを防止するための活動として、質・量・タイミングそれぞれが重要です。
社内のコミュニケーション。
それは社内での情報共有に始まり、社員の情報発信の促進、経営者から社員へのメッセージの伝達など多岐にわたります。これまでに、CRM/SFA/社内ブログなど、個別に実施されてきた社内コミュニケーションの活性化をトータルでサポートすることで、さらなるコミュニケーションの活性化ができると考えています。
社内外のコミュニケーションが活性化されることで、それぞれが有機的に結びつき、結果として企業価値を向上させる。エクスマートでは、これを「コミュニケーションチェーン」と呼んでいます。
また、企業の業種・規模・戦略により実際のコミュニケーションは様々です。例えば、同じ製造業でも、対象が消費財・中間財などの違いだけでも、着目すべき社内外のコミュニケーションの種類は異なるでしょう。
ただ、業種が異なっても普遍であると考えている事があります。
それは、社員一人ひとりが、企業内でのコミュニケーションの重要性を意識し、さらに実感し、実際に実践することです。
つまり、業種・所属部署・部門問わず、すべての社員がこの意識をもつことが非常に重要です。
ITは、その意識を確実に後押しする技術であるべきです。
私が、お客様にご提供するのはITシステムではありません。
「企業価値そのものの向上」をご提供する使命を感じてお客様に接する毎日です。
2007年3月27日
株式会社エクスマート
代表 後久和宏
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株式会社エクスマート 代表取締役