失敗は振り出しに戻るのか

2008.07.19

ライフ・ソーシャル

失敗は振り出しに戻るのか

敷浪 一哉

過保護とエリート主義に反発!といえば聞こえがいいが、そんなたいそうなことではないです。

なにかにチャレンジする。答えを求めて調べる。

そして失敗する。間違える。

それは振り出しに戻ってしまうということ。
もう一度同じ事をしなければならないからだ。
しかし、ほんとうにそうなのだろうか。

そこに見えてくるのは 「無」 かどうか。

失敗、間違えは 「無」 ではない。
経験が備わるから。
次にチャレンジするときに、前回の失敗が活かされる。経験から新しい発想が出てくる。

そう。
「無」 以外はすべて自分の糧になるのだ。

だから、
「なにもやらない」
が、一番の悪である。

自分が子供と接するときに一番気をつけていることは、
「黙って見ている」こと。

子供が何かをやろうとしていてなかなか上手くいかないときに、ついつい手を貸してしまったり、やり方を教えてしまったりしないように、黙って後ろで見ていようと心がけている。

親は子の手を引っ張って導く必要があるのだろうか。
僕は、尻を拭くだけでよいと思う。

そう言いつつなかなかうまくできないんですけどね。

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